人気イベント『夏の陣』今年も開催
オリックスは30日、毎年恒例となっている人気イベント『Bs夏の陣2022』を今年も開催することを発表。
話題を集める特別ユニフォームもお披露目となり、今年はファンから好評を博しているサードユニフォームのデザインをベースに、メインの色には初となるブラウンが採用された。
特別ユニフォームに袖を通した山本由伸は「すごくインパクトのある、他にはない色で驚いています」と語り、選手にとっても斬新だった様子。「イベントはファンの方もすごく楽しみにしてくださっている。良い思い出になるように、良い結果を残せるように頑張りたい」と意気込みを語った。
ユニフォームのデザイン選定に携わっている後藤俊一事業部長に聞くと、「昨年はエネルギッシュな感じでしたが、今年はシックな感じになりました」とのこと。「優勝を経て、勝利の喜びを味わうことができて、それをさらに!ということで。日本一に向けてさらに上がって行くようなものにしました」とコンセプトを説明する。
カラーについても「流行りの色を取り入れました」と、流行を意識しながらブラウン・オリーブ・カーキを混ぜ合わせたイメージを意識したという。
これまでサードユニフォームを『夏の陣』に取り入れたことはなかった(その逆はあり)が、「サードユニフォームが選手に好評でしたので、今年の『夏の陣』はそのデザインを踏襲しました」と説明。
ビジュアル素材用に主力選手の写真撮影をした際には「手前味噌で申し訳ないんですけど、選手は『非常に良いですね』と喜んでくれました」とのことで、選手にも好評なようだ。
「早くこのユニフォームを着てグラウンドに立つ選手を見たいですし、皆さんにもこのユニフォームを着ている姿をスタジアムで見ていただきたいと思います」と後藤事業部長。なお、ユニフォーム付チケットの販売の詳細は後日発表されるという。
『夏の陣』といえば、人気はあるもののなかなか勝ち越すことができないイベントとして、複雑な想いを抱いていたファンも少なくなかった。しかし、2年ぶりに復活した昨年は5勝3敗2分と勝ち越し、リーグ優勝への原動力となった。
今年も『夏の陣』パワーを快進撃の呼び水とすることができるだろうか。
取材・文=どら増田
オリックス『夏の陣』の戦績
『Bs大坂夏の陣』
・2009年=赤
vs.ロッテ(京セラD大阪)
1勝2敗
・2010年=赤
vs.ソフトバンク(京セラD大阪)
0勝3敗
・2011年=リベンジレッド
vs.ソフトバンク(京セラD大阪)
3勝0敗
・2012年=レジェンドレッド
vs.ロッテ(京セラD大阪)
1勝1敗1分
・2013年=シャイニングレッド
vs.西武(京セラD大阪)
1勝2敗
『Bs夏の陣』
・2014年=ストリームブルー
vs.西武/ロッテ(京セラD大阪/ほっと神戸)
1勝4敗
・2015年=地球柄
vs.ソフトバンク/楽天/ロッテ(京セラD大阪/ほっと神戸)
1勝4敗
・2016年=宇宙柄
vs.日本ハム/西武(京セラD大阪)
2勝3敗
・2017年=ファイティングレッドのデジカモ柄
vs.日本ハム/ソフトバンク(京セラD大阪)
2勝2敗
・2018年=ダイヤモンド柄
vs.西武/ロッテ(京セラD大阪)
4勝2敗
・2019年=ストロングブラック
vs.西武/日本ハム/楽天(京セラD大阪)
4勝5敗
・2021年=エナジーグリーン
vs.楽天/日本ハム/西武/ソフトバンク(京セラD大阪/ほっと神戸)
5勝3敗2分
☆通算成績=25勝31敗3分