● レッドソックス 0 － 10 オリオールズ ○
＜現地時間5月30日　フェンウェイ・パーク＞

　レッドソックスの澤村拓一投手（34）が30日（日本時間31日）、本拠地でのオリオールズ戦に救援登板。ピンチで登板し塁上の走者は還してしまったものの、2回無安打無失点と好投した。

　前回登板で制球を乱し、2日前に傘下3Ａ・ウースターへの降格が発表されていた澤村。しかし、この日のオリオールズ前に救援左腕のストラームが新型コロナウイルス関連で負傷者リストに入ることになり、澤村はわずか2日でメジャー再昇格となった。

　復帰マウンドは5回、先発左腕のヒルが四球と二塁打で無死二、三塁のピンチを招き、コーラ監督は2番手・澤村をマウンドへ。右腕は先頭のサンタンダーに右犠飛を許し、続くウリアスは初球のスライダーを打たせボテボテの三ゴロに仕留めたが、この間に三塁走者が生還した。続くラッチマンは97.2マイル（約156キロ）の直球を打たせ遊ゴロ。2走者の生還を許したものの、わずか7球で3つのアウトを奪った。

　6回も続投した澤村は、8番・マケナをこの日最速の97.4マイル（約157キロ）で空振り三振に仕留めるなど、2イニング目もテンポ良く3人斬り。この日は2回無失点、無安打1奪三振の好投で防御率は3.18となった。降格理由に挙げられていた制球面でも、全23球中16球がストライクと安定。この内容を継続したいところだ。