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工藤公康氏、交流戦では日本シリーズで戦うことを意識していた?

5月31日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人-ソフトバンク戦』でゲスト解説を務めた工藤公康氏は、交流戦で巨人と戦ったときの意識について言及した。
実況を務めた松本秀夫アナウンサーが「(巨人と)日本シリーズで戦う意識は交流戦であったのでしょうか?」と質問すると、工藤氏は「ありますよ」と即答。
「試せるものは全部試して、ピッチャーによっては合う合わないというのも、ソフトバンクにいたときは巨人打線がどのくらい当たっているとか、誰が当たっているというのを見て、その子に印象付けるような配球をキャッチャーにお願いしてみたり。でも、無理には言わないんですよ。選手には意識はさせたくないので、僕の中でシミュレーションをしてこの打席はちょっとインサイドを使ってみろとかね」と説明。
「今短期決戦をやっているわけではないので、僕の頭の中でのシミュレーションです。3試合と決まっているので、なかなか数ができない。数をやることでわかることもたくさんありますけど、できないときはちょっとしたことをやってみて、うまくいくとか、走塁、守備というところもこんな感じでやってくるんだなというのは頭に描きますね。送球の正確性を含めてですね」と続けた。
工藤氏がソフトバンクの監督時代の19年と20年に、巨人との日本シリーズでは2年連続で4連勝した背景には、交流戦で日本シリーズを見据えたしたたかさが関係していたのかもしれない。
(ニッポン放送ショウアップナイター)