ダブルスチールで先制するも…
野球解説者の高木豊さんが、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に生出演。日本ハムが4番打者の打席で重盗を仕かけた作戦について疑問を呈した。
日本ハムは3回、二死一・三塁で4番・野村佑希の初球に一走の清宮幸太郎がスタート。広島の捕手・中村奨成は二塁に送球し、清宮が一、二塁間に挟まれる間に三走の今川優馬が生還した。
この場面について高木さんは「先取点の取り方はいろいろあるんですが4番のときに(重盗を)するかなと思いました」とコメントし、「広島からすると相手が4番で1点で済んだということは考えられますかね」と提起。
番組に出演した達川光男さんは「考えられますね。(4番の)野村は長打がありますし、大量点を狙えるところを1点で済んだので広島とすればラッキーだと思いますよ。あれが8回とか9回とか試合の終盤でしたら(相手は)痛い1点になりますが。(3回なので)もったいなかったなと」と語り、「やるとしたら清宮がアウトになったらダメですよ。セーフになるダブルスチールならいいんですけど。(一走が一、二塁間に挟まれにいくのは)『野村、おまえは打たないよ』というようなもので、ピッチャーが打席に立ったような作戦ですので」と見解を述べた。
同じく解説を務めた岩本勉さんは「今シーズン、ファイターズはこういうサインプレーが多い。相手チームにダメージを与える攻撃を意識しているのではないかと思います」と作戦の意図を説明しつつ、「3回だと普段からあまりバントをせずにガンガン攻めていく打線のイメージを考えたら、4番の野村に任せてもという意見も腑に落ちますね」と言及した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』