真中氏は170センチ、滝澤は164センチ
西武は5日もヤクルトに敗れ、神宮で同一カード3連敗……。
6月は依然として白星なしの5連敗と苦しい戦いを強いられている。
そんな中、奮闘を見せたのが高卒ルーキーの滝澤夏央。4日の試合で連続スタメンは途切れるも、スタメンに戻った5日の試合は8番で2安打をマーク。6月は5試合で9打数3安打の打率.333とバットで好成績を残している。
5日放送のCSフジテレビONEに出演した解説者の真中満氏も、西武の中で存在感が光った選手として18歳の名前を挙げ、「しっかりとストレートをファウルにしながら、際どい変化球を見極めている。こういう打撃ができれば打率も上がってきますよね」と、この日の2安打を称えた。
また、3連敗の西武について「打線の淡泊な部分が目についた。なのでこういったしつこい打撃ができてくると良いのかなと」と語り、一発長打が自慢の強力打線が看板とはいえ、時にはしぶとく相手に食らいついて行く姿勢も大事と強調した。
同じく番組に出演した野村弘樹氏も、「高卒ルーキーでこれだけ粘って、安打を打っていくことができるのは彼の特徴」と強みを挙げ、「このスタイルはこの先5年、10年、15年と貫いてほしい。魅力的な選手」とコメント。
さらに真中氏は「源田選手が帰ってきた時にどうなるか、脅かすくらいの存在になっていてほしいですね」。正遊撃手は5月に右足を骨折して戦列を離れているが、ちょうど4日のファーム戦で実戦復帰を果たしたところ。ここから早期の一軍昇格に向けてギアを上げてくる。
高卒ルーキーはそれまでにどれだけ評価を高めていくことができるか。ここからは一戦、一打席が勝負になる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』