○ フィリーズ 9x - 7 エンゼルス ●
<現地時間6月5日 シチズンズ・バンク・パーク>
エンゼルスの大谷翔平選手(27)は現地時間5日(日本時間6日)、敵地でのフィリーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。4回の第2打席で大量得点を呼び込む二塁打を放ったが、チームは9回二死から逆転サヨナラ3ランを浴びてまさかの敗戦。連敗が「11」に伸びた。
6月に入って未だ勝利なし、現地時間5月24日のレンジャーズ戦を最後に白星から遠ざかっているエンゼルス。
連敗ストップへ向けて、この日は0-0の4回に先頭のマット・ダフィーが安打で出ると、大谷も弾丸ライナーでライト線を破る二塁打を放ち、無死二・三塁とチャンス拡大。マイク・トラウトの四球で満塁となり、ジャレド・ウォルシュの適時打で2点を先制する。
さらにジョ・アデルの内野安打で1点を加え、カート・スズキの適時打でもう1点。相手の守備の乱れでもう1点と得点を重ね、この回は一挙5点のビッグイニングとなった。
しかし、5回裏に2点を返されると、6-2とした8回にリリーフ陣がつかまり、一死満塁から登板した抑えのライセル・イグレシアスが二死満塁からブライス・ハーパーに同点の満塁弾を被弾。試合を振り出しに戻されてしまう。
打線が9回に1点を勝ち越すも、イニングを跨いだイグレシアスは二死一塁からディディ・グリゴリアスに安打を許したところで降板。最後のアウトをジミー・ハーゲットに託したが、右腕は打率.159の9番打者ブライソン・ストットに今季2号となる逆転サヨナラ3ランを被弾。27個目のアウトが遠く、サヨナラ負けのエンゼルスは連敗が「11」に伸びた。
大谷は5打数1安打で得点1も2三振。打率は.242となっている。
チームも11連敗でついに借金生活へ。依然としてア・リーグ西地区の2位にはいるものの、首位を走るアストロズとの差は「8.5」まで開いた。
あすこそ流れを変える1勝を挙げることができるか。ホームに戻ってレッドソックスとの4連戦に挑む。