「クイックがめちゃくちゃ上手い」
西武が本拠地で巨人に連勝。
8日の試合は先発・與座海人が6回まで一人の走者も許さぬ快投を披露。7回先頭の吉川尚輝に安打を許したが、7回1安打無失点ピッチで4勝目を挙げた。
緩急自在の投球で巨人打線を翻弄した26歳のサブマリン。吉川の安打で偉業は逃すも、7回は一死から丸佳浩を併殺に仕留め、打者21人で7回・21アウトを奪って見せる。
すると8回は平良海馬が2奪三振の3人斬り。9回は守護神の増田達至がわずか6球で三者凡退と、打者27人で27のアウトをゲット。“準完全試合リレー”で快勝を収めた。
8日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した五十嵐亮太氏は「テクニックをうまく使いながら抑えられる投手」と、與座の技術を讃える。
「アンダースローの投手は緩急を使いながら、また高低のボールを上手に使って抑えていく」と投球術が必須であることを挙げながら、與座の持ち味として「ボールでタイミングを外すのも上手なんですが、クイックがめちゃくちゃ上手いんですよね。これに打者がタイミングをズラされていた」と語り、投球するまでの段階でも打者を幻惑できている点を強調した。
「アンダースローでクイックって大変だと思うんですよ。その辺の技術力の高さを兼ね備えていますよね」と五十嵐氏。独特のフォームから、最速でも130キロ台前半のボールで強打者を翻弄するサブマリンの芸術的な投球を称賛した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』