◆ 球質だけじゃない！魅力的な先発投手
広島の遠藤淳志は8日、敵地での楽天戦に先発し7回まで6安打2四球と走者を背負いながらも無失点と好投。打線の援護に恵まれず、チームもサヨナラ負けを喫したが、今季6度目のクオリティースタート（6回以上自責点3以下）で先発投手としての役割を果たした。
8日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の五十嵐亮太さんは、「彼の良いところは力感がなく良い角度でボールが投げられる」と遠藤の投球について切り出し、「キレあるストレートを両コーナーにしっかり投げられ、変化球でしっかり緩急をつけてゴロを打たせたり、タイミングを外すのが上手い投手なのでこういった投球ができる」と、その投球内容を絶賛した。
また、球質以外にも遠藤には特長があるようで、「走者が出たときにセットしてからすぐ投げたり、ゆっくり投げたり、タイミングの外し方が絶妙なんですよ」と五十嵐さん。「うまく打者心理を利用した投球技術や工夫もしているピッチャーなので、非常に面白い投球だった」と、多数の引き出しを持つ若鯉の投球を振り返った。
遠藤は霞ケ浦高から2017年のドラフト5位で入団し、プロ5年目の今季はここまで10試合に登板し3勝4敗、防御率2.59の好成績。初の規定投球回到達にも期待がかかる。
