10日に放送された『ショウアップナイタープレイボール』で、ショウアップナイター解説者の野村弘樹氏と巨人の桑田真澄投手チーフコーチの対談が放送され、この日は巨人のドラフト1位ルーキー・大勢について語りあった。
野村氏:投手陣のお話なのですが、抑えの大勢のことを聞きたいのですが、彼を抑えに決断されたのはいつですか?
桑田コーチ:僕は初めて見たときに先発は無理だなと自分のなかで判断しました。
野村氏:その要因を聞きたいです。
桑田コーチ:フォーム的にこれは1試合は投げられると思うんですけど、1カ月、3カ月、1年、3年、5年、先発でこのフォームで投げきれるのかなというところから、僕は先発向きではないなと判断しました。
野村氏:僕らの解釈でいくと、フォームを変えながら先発に向けるよりも、彼の今の状態でどう活躍できるかというのを選択されたということですか?
桑田コーチ:よくてプロの世界に入ってきている。1年目はフォームを変えさせることは僕はしたくない。今まで持っているものでやるべきだと思って、彼がそのなかで活躍するには、先発はないなという判断は自分でしていましたけどね。
野村氏:抑え候補が外国人を含めていたじゃないですか。抑えでいこうとなったのは?
桑田コーチ:最初はセットアッパーでいいんじゃないかなと思っていました。ビエイラがああいう調子だったので、思い切って抑えでいこうと。大勢には中継ぎから入って、セットアッパーを勝ち取って、そしてクローザーを勝ち取っていかないといけないよと言いました。監督には『新人・大勢は先発から入っていかないといけない』とずっと言われたので、そのへんの葛藤がありましたね。
野村氏:原監督も説得されて
桑田コーチ:本当に僕はリリーフ、抑えで考えていますと言ったときに、『先発をやってダメだったらリリーフでいいじゃないかと。まず先発で入っていかないとダメなんだ』ということはずっと言われていた。自分のなかではすごい葛藤はありましたよね。
野村氏:難しいところですよね。監督が言われている部分と、ピッチャーの桑田さんから見る目と。
桑田コーチ:今年はそういった意味では、監督がすごく我慢してくれていると思うんですね。監督からこうした方がいいよとアドバイスをもらいながら、自分の考えている意見の話をして、かなり監督は今年は譲ってくれているというか、話を聞いてもらっているなという感じがあります。僕の意見が全て正解ではないので、失敗したこともあるのでね。監督が言われたことは正しかったなということもありましたけど、大勢に関してはどんな根拠があるんだというところから、フォーム的にも彼自身もクローザーになりたいという目標を持っているのでというところから、先発いきなさいと言われていたので、キャンプの時はすごい悩んでいました。
野村氏:本人は先発やりたい、抑えをやりたいという意見はなかったんですか?
桑田コーチ:彼と話をしていたときにはっきりとクローザーになりたいと言っていた。監督は長年たくさんの選手を見てこられているので、僕はプロの指導者として2年目なので、その辺の葛藤がキャンプ、オープン戦ではありましたね。
野村氏と桑田コーチの対談は、17日の『ニッポン放送ショウアップナイター 中日-巨人戦』の試合前に放送される予定となっている。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
野村氏:投手陣のお話なのですが、抑えの大勢のことを聞きたいのですが、彼を抑えに決断されたのはいつですか?
桑田コーチ:僕は初めて見たときに先発は無理だなと自分のなかで判断しました。
野村氏:その要因を聞きたいです。
桑田コーチ:フォーム的にこれは1試合は投げられると思うんですけど、1カ月、3カ月、1年、3年、5年、先発でこのフォームで投げきれるのかなというところから、僕は先発向きではないなと判断しました。
野村氏:僕らの解釈でいくと、フォームを変えながら先発に向けるよりも、彼の今の状態でどう活躍できるかというのを選択されたということですか?
桑田コーチ:よくてプロの世界に入ってきている。1年目はフォームを変えさせることは僕はしたくない。今まで持っているものでやるべきだと思って、彼がそのなかで活躍するには、先発はないなという判断は自分でしていましたけどね。
野村氏:抑え候補が外国人を含めていたじゃないですか。抑えでいこうとなったのは?
桑田コーチ:最初はセットアッパーでいいんじゃないかなと思っていました。ビエイラがああいう調子だったので、思い切って抑えでいこうと。大勢には中継ぎから入って、セットアッパーを勝ち取って、そしてクローザーを勝ち取っていかないといけないよと言いました。監督には『新人・大勢は先発から入っていかないといけない』とずっと言われたので、そのへんの葛藤がありましたね。
野村氏:原監督も説得されて
桑田コーチ:本当に僕はリリーフ、抑えで考えていますと言ったときに、『先発をやってダメだったらリリーフでいいじゃないかと。まず先発で入っていかないとダメなんだ』ということはずっと言われていた。自分のなかではすごい葛藤はありましたよね。
野村氏:難しいところですよね。監督が言われている部分と、ピッチャーの桑田さんから見る目と。
桑田コーチ:今年はそういった意味では、監督がすごく我慢してくれていると思うんですね。監督からこうした方がいいよとアドバイスをもらいながら、自分の考えている意見の話をして、かなり監督は今年は譲ってくれているというか、話を聞いてもらっているなという感じがあります。僕の意見が全て正解ではないので、失敗したこともあるのでね。監督が言われたことは正しかったなということもありましたけど、大勢に関してはどんな根拠があるんだというところから、フォーム的にも彼自身もクローザーになりたいという目標を持っているのでというところから、先発いきなさいと言われていたので、キャンプの時はすごい悩んでいました。
野村氏:本人は先発やりたい、抑えをやりたいという意見はなかったんですか?
桑田コーチ:彼と話をしていたときにはっきりとクローザーになりたいと言っていた。監督は長年たくさんの選手を見てこられているので、僕はプロの指導者として2年目なので、その辺の葛藤がキャンプ、オープン戦ではありましたね。
野村氏と桑田コーチの対談は、17日の『ニッポン放送ショウアップナイター 中日-巨人戦』の試合前に放送される予定となっている。
(ニッポン放送ショウアップナイター)