● カブス 1 - 4 パドレス ○
<現地6月13日 リグレー・フィールド>
パドレスのダルビッシュ有投手(35)は現地時間6月13日(日本時間14日)、古巣カブスを相手に8回・107球を投げ5安打1失点、1死球7三振と好投。前回登板に続く2試合連続の無四球ピッチングで今季6勝目(3敗)を掴んだ。
2020年まで所属したカブス本拠地での一戦は、天候不良により当初の予定から約1時間半ほど試合開始が遅れたが、ダルビッシュは多彩な変化球を操りゲームメイクした。
初回一死から死球とヒットで招いた二死一・三塁のピンチを切り抜けると、2回先頭のゴームズに先制ソロホームランこそ浴びたものの、その後は危なげない投球内容。7回までストライク先行のテンポ良い投球でゼロを並べた。
すると1-1の同点で迎えた8回、味方打線が奮起しマチャドとホズマーの適時打で3点を勝ち越し。直後の8回裏のマウンドにも上がったダルビッシュは、二死から連打で一・三塁のピンチを迎えたが、ハップをスプリットで空振り三振に仕留めピンチ脱出。この試合最大のピンチを切り抜けた、雄叫びを挙げてマウンドを降りた。
3点リードの9回は左腕・ロジャーズが3者凡退で締めくくり19セーブ目。今季最長の8イニングを投げぬいたダルビッシュは今季6勝目、防御率も「3.61」から「3.35」に良化した。
なお、パドレスは4連戦のカード初戦を制し、これでナ・リーグ西地区首位のドジャースと勝率4厘差のゲーム差「0」に接近。連敗中のライバルの背中をとらえた。