シーズン開幕時に打診「非常に光栄」
ヤクルトは14日、今季が契約最終年となっていた高津臣吾監督と新たに2年間の契約延長に合意したと発表した。
高津監督は2020年に一軍監督に就任し、就任初年度こそセ・リーグ最下位の6位に沈んだが、就任2年目の昨季は投打のバランスがとれたチームをつくりあげ、ヤクルトを6年ぶりのリーグ制覇、20年ぶり6度目の日本一に導いた。
3年契約の最終年として臨んだ今季は、交流戦を終えた時点で62試合を戦い40勝21敗1分けの好成績。リーグ2位の巨人と7ゲーム差をつけ首位を快走しており、野村克也氏が率いていた1992-1993年シーズン以来となるセ・リーグ連覇も視野に捉えている。
衣笠球団社長は「昨シーズン、チームを立て直し、日本一に導いた手腕を高く評価していました。今シーズンで契約最終年を迎えるにあたり、シーズン開幕時に、さらに2年間の契約延長を髙津監督に伝え、基本合意しておりました。発表の時期を監督と相談していましたが、交流戦に優勝し、セ・リーグ単独首位に立つ、このタイミングをとらえ、発表に至りました。髙津監督には、今シーズンのさらなる活躍と、数年後を見据えた選手育成、チーム作りに期待しています」とチームに栄冠をもたらした指揮官のもと黄金時代を構築することに期待。
髙津監督は「シーズンの始めに契約延長のお話を頂き非常に光栄に思っております。交流戦を終え、これからの試合をどう戦っていくかで頭はいっぱいですが、引き続き、強いスワローズを作る為に、全力を尽くして頑張ってまいります」とコメントを寄せた。