山本由伸をピタリ追走、奪三振は断トツ
ロッテの佐々木朗希投手(20)が22日、本拠地で行われた西武戦に先発登板。
7回を96球、被安打3で与四球も3つ与えたが、9奪三振で無失点の好投。6月初勝利で今季6勝目(1敗)を挙げた。
6勝はトップを走るオリックス・山本由伸と「1」差の2位タイ。ソフトバンク・東浜巨とオリックス・宮城大弥と並んだ。
また、防御率も1.56に良化。これも山本由伸(1.55)に次ぐリーグ2位で、奪三振114個は2位の山本由伸(86個)を大きく引き離すトップと、各部門でリーグ上位に名を連ねている。
22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した斎藤雅樹氏は、この日の好投の要因について「制球が非常に良かった」ことを強調した。
約1カ月にわたって勝ち星から遠ざかっていた“令和の怪物”。斎藤氏は「ここ数戦はストレートの抜け球が結構あった。今日は左打者のインサイド、そして外のボールと、非常にコントロール良く投げていた」と語り、160キロを超えるボールの威力はもちろんのこと、制球の安定が何よりのポイントだったと解説。
この日は先頭打者の源田壮亮にいきなり安打を許したが、「良い時のような、まっすぐとフォークを軸にした投球。その組み立てで抑えていた」と、あの完全投球を彷彿とさせるようなピッチングが戻ってきているとコメント。交流戦後の休みを空けて、良い時の投球を取り戻した怪物右腕のさらなる躍進に期待したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』