山川に勝ち越し弾を浴びる
楽天の先発・田中将大は自身6連敗で12球団ワーストタイの7敗目(4勝)を喫した。
田中将は2回までパーフェクト。しかし2点リードの3回、2番・川越誠司に左中間突破の2点適時二塁打を許しあっさりと追いつかれた。4回は先頭の4番・山川穂高に逆転となる中越えのソロ被弾。6回も川越に特大の右越えソロを浴び4失点となった。
前回17日のソフトバンク戦はNPB自己ワーストの1試合4被弾を喫しており、これで2戦連続の複数被弾。今季11被弾も12球団ワーストとなった。
24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷沢健一さんは山川との勝負に注目。「初球は外へのスライダーでファウル、2球目はインハイのボール球をのけ反って空振り、追い込んだところで1球遊ぶかなと思いましたが、3球目は初球のスライダーと同じボールを外めに持ってきた。山川も追い込まれているので半速球を7割くらい頭に描いていたのかなと」と」と3球勝負にいって被弾した場面について言及。
同じく解説を務めた阿波野秀幸さんも「狙い打ちみたいでしたね。2球目の空振りを見ると外に簡単に行くとああいうふうになるイメージはありました。(3球勝負ではなく)意識させるボール球も使いたかったところですよね」とバッテリーのリードを指摘した。
楽天は22日にチーム最多の361イニング1/3(21日終了時点)でマスクを被っていた炭谷銀仁朗が新型コロナウイルス陽性判定で離脱。この試合では今季初めて太田光が田中将とバッテリーを組んでいた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』