一軍合流へ期待膨らむ全快アピール
右肘の故障で離脱していたDeNAのタイラー・オースティン選手が28日、横須賀で行われた西武とのファーム公式戦に「3番・指名打者」で先発出場。今季初ホームランを含む2安打2打点で復帰戦を飾った。
この日は相手先発の左腕・浜屋将太と3度対戦した。初回、いきなり一死三塁のチャンスで打席に入ると、カウント1-1から真ん中にきた変化球を鋭くピッチャーの足元へ弾き返し、今季初打席初安打となる中前適時打。2回の第2打席は右邪飛に倒れたが、5回の先頭打者として迎えた第3打席には、カウント1-2から4球目の高め140キロをジャストミート。左中間席へ高弾道の一発を放り込み、復帰後初ホームランでマルチ安打とした。
今季が来日3年目となるオースティンは、オープン戦期間中に右肘を痛めて患部を手術。チームの主軸と期待されていながら大幅に出遅れる格好となった。それでもリハビリを経て、ようやく迎えた復帰戦で3打数2安打2打点と上々の再発進。早期の一軍合流へ期待が膨らむ復帰戦となった。