ニュース 2022.07.02. 22:29

ヤクルトが史上最速マジック点灯!塩見サヨナラ打直前に山田から「お前打てるよ」

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マジックナンバー「53」が初点灯し、ボードを手に笑顔のヤクルト・塩見とつばくろう
2022.07.02 18:00
東京ヤクルトスワローズ 2 終了 1 横浜DeNAベイスターズ
神宮
○ ヤクルト 2x- 1 DeNA ●
<11回戦・神宮>

 ヤクルトは延長10回にサヨナラ勝利を収め、優勝へのマジックナンバー「53」を点灯させた。7月2日でのマジック点灯は2リーグ制後のNPB最速点灯記録を更新する快挙。この日はリードオフマンの塩見泰隆が決勝打を含む3安打2打点の活躍で勝利に貢献した。

 両チーム無得点のまま7回に大田泰示のソロ本塁打でDeNAが先制すると、ヤクルトは8回一死からオスナが遊撃への内野安打で出塁。続く長岡秀樹が右前への安打でつなげてチャンスを広げ、代打の青木宣親は遊フライに倒れたが、二死一・二塁から1番の塩見がセンターへ同点適時打を放った。

 「しっかりセンター返しという気持ちで打ちました」と、なかなか攻略しきれなかった相手先発・濵口遥大の速球を弾き返し、執念で同点に追いついた。

 同点打に続き、最後も塩見のバットが試合を決めた。延長10回、中村悠平の安打、丸山和郁の死球で無死一・二塁の場面をつくると、長岡が犠打を決めて一死二・三塁。代打の川端慎吾は申告敬遠で一死満塁となり、塩見が三塁への内野安打を放ち勝利をもぎ取った。

 打席に入る前にキャプテンの山田哲人と握手を交わし、「お前打てるよ」とパワーをもらったという塩見。絶好機で「1年目から全部凡退していて何とか打ちたい」という執念が実り、一軍の舞台で初のサヨナラ打を決めた。

 負ければ5月10日・11日以来の連敗だったが、リーグ連覇を狙うチームは「目の前の一戦一戦を勝っていく」という姿勢を継続し、勝利を重ねてきた。

 塩見は「勝っても負けても明るい。チームが勝つということに向かっている」と、チーム状態の良さを実感している。ヒーローインタビューでは「本当に家族のようなチームで、毎日毎日クラブハウスに来るのが楽しみ」と話した。

 指揮を執る高津臣吾監督も「いい戦いができている。投打ともに粘ってつないで我慢して、歯を食いしばってという野球ができていると思います」と好調のチームに手応えを感じている。リーグ連覇と2年連続日本一を目指すチーム。この勢いは止まらない。


取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)

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