2022.07.02 18:00 | ||||
埼玉西武ライオンズ | 2 | 終了 | 3 | 福岡ソフトバンクホークス |
ベルーナドーム |
笘篠氏が“気になった”プレー
西武はソフトバンクとの2連戦の初戦を落とし連勝が5でストップ。クローザーの増田達至が9回1点リードを守りきれず、今季初黒星(1勝1敗21セーブ)を喫した。
試合は2-1の西武1点リードで最終回へ。必勝リレーのバトンを受けた増田は、いきなりイニング先頭の3番・牧原大成に左安打を許すと、続く柳田悠岐にも中安打で繋がれる苦しいマウンドとなり、5番・柳町達には犠打を決められ一打逆転のピンチを招いてしまう。
一死二・三塁となり、6番・今宮健太は投ゴロ。打球を処理した増田は飛び出した三走・牧原を三本間に挟み込み、1-5-2の挟殺プレーでタッチアウト。しかし、このランダウンプレーの間に打者走者の今宮は二塁へ進塁し、再び得点圏に2人の走者を置いて打者と対峙することになる。
そして二死二・三塁で迎えた中村晃に対し、増田は2球でストライクに追い込むも、ここから3球見極められボールカウント3-2。最後は6球目の抜けたスライダーを中前へ弾き返され、同点の三塁走者に続き逆転の二塁走者の生還も許してしまった。
2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した笘篠賢治さんは、決勝打の直前に今宮を投ゴロに打ち取った際の挟殺プレーで、西武守備陣が三塁走者を仕留めるのにやや時間をかけてしまった点に注目し、「もっと速く(三塁走者に)詰め寄っていって一・三塁で止める工夫が欲しかった」と増田が見せた走者の追い方に改善の余地があったと指摘。
また、直後の決勝打を許した場面についても、「一塁が空いている中で無理に中村と勝負にいかなくても良かったんじゃないかなと思うんですよね。もし今宮を三振に打ち取っていたとしても、勝負していたのだろうか、と思ってしまう。勝負するにしても最後のボールが甘くいってはいけないところで、あのボールというのはもったいなかったのかなと思います」と振り返った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』