○ アスレチックス 5 - 3 ブルージェイズ ●
<現地時間7月5日 オークランド・コロシアム>
ブルージェイズの菊池雄星投手(31)が5日(日本時間6日)、敵地でのアスレチックス戦に中4日で先発登板。初回から制球が定まらず、3回途中7四死球4失点で5敗目(3勝)を喫した。ブルージェイズは菊池の大乱調が響き5連敗。この日勝利したレイズと入れ替わりア・リーグ東地区4位に後退した。
初回、先頭からの連続四球でいきなりピンチを招き、3番・ベタンコートに中前適時打を許し先制点を献上。続くマーフィーは二ゴロ併殺に仕留めたが、この間に2失点目となる三塁走者の生還を許した。
同点に追いついてもらった直後の2回は無失点だったが、再び2四球を与えるなど不安定。3回は先頭打者に右前打を許したあと、右打者の2番・ラウレアーノには内角球が引っかかり、右肩付近を直撃する死球を与えてしまった。続く右打者のベタンコートにも再び内角球が引っかかっしまい、背中付近を直撃する2者連続の死球。菊池は打席からベタンコートに睨まれ、場内からはブーイングが響き渡る不穏な空気となった。
無死満塁で4番・マーフィーに勝ち越しとなる右犠飛を許し、続くピスコティにはまったく制球が定まらずストレートの四球。ここで堪らずモントーヨ監督がベンチを出て投手交代と告げた。
一死満塁でリリーフしたソーントンも押し出し四球を与え、菊池は3回途中54球、2安打4失点、0三振7四死球の登板結果。54球中30球がボールという大乱調で防御率は5.12に悪化した。
前回6月30日(同7月1日)のレイズ戦では、6回4安打1失点と好投で約1ヵ月半ぶりとなる白星をマーク。復調の兆しを見せていただけに、またしても首脳陣の期待を大きく裏切る大乱調劇だった。