2022.07.06 17:45 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 3 | 終了 | 1 | 中日ドラゴンズ |
横浜 |
○ DeNA 3 - 1 中日 ●
<9回戦・横浜>
DeNAは一気の先制攻撃とスターターの粘り、そして自慢のリリーバー陣の無失点リレーで、中日相手に勝利した。
まだ明るさの残る横浜スタジアムの初回、リードオフマンの桑原将志が快足を飛ばし内野安打をもぎ取ると、左腕の中日先発・小笠原慎之介に対し積極的に仕掛け、2回の牽制を掻い潜り二盗に成功。これが捕手・木下拓哉の悪送球を誘い無死三塁のチャンスとなり、2番に入った大田泰示が粘った8球目を右前に弾き返して先取点を奪うと、佐野恵太の二塁打、牧秀悟の犠飛を挟み宮﨑敏郎の適時二塁打と、一挙3得点でゲームの主導権を握った。
先発の大貫晋一はコントロールが定まらず、毎回ランナーを出す苦しいピッチング。初回以外はスコアリングポジションにランナーを進められ、さらにピッチャー返しを二度食らうなどピンチが続いたが、要所を締める投球で5回1失点。6回以降は平田真吾、エドウィン・エスコバー、伊勢大夢、山﨑康晃が無失点リレーでつなぎ3-1で勝利した。
お立ち台に上がった大田は「とにかく食らいついていくしかない、前に飛ばすしかないと思いました」と先制打を振り返り、「横浜最高!」と拳を天高く突き上げると、イベントで配布されたペンライトを振るファンも熱い拍手で応えていた。
大田は初回無死三塁の絶好機で「粘っていく中で自分が打てるところをしっかりと弾き返す。高めは強いので低めをケア」することを念頭に置いて打席に入り、「内野も前に来たんで、とにかく“事”を起こすことを考えてました」と打球を前へ飛ばすことにフォーカス。
相手の内野陣が前進守備を敷いたことで「間も抜け辛くなりプレッシャーかかっちゃうんですけど、追い込まれた時点でコンパクトにいきました。きちっと打ててセンター方向に飛ばせたし、真っ直ぐに対して打ち負けなかった」と会心の一打を振り返った。
東海大相模高の後輩でもある相手先発・小笠原については、「いいピッチャーには間違いない。しっかりゲームメイクするし、インコースの真っ直ぐは強いし、チェンジアップ、カーブもいい。(前回対戦した)ナゴヤでは全然ダメだったので、今日しっかりチャンスで打てたのはベイスターズとしては良かった。個人としてはまだまだ小笠原にやられっぱなし」と、さらなる後輩打ちを誓った。
大田の殊勲打には、三浦監督も「いきなりいい形でコンパクトに追っ付けての先制点。大きな1点になりましたし、一気に波を作ってくれた」と高評価を与えていた。
6月30日の阪神戦に続きホームゲームでは2戦連続でお立ち台に立った大田泰示。青いユニフォームに「慣れてきましたね。もっと似合う男になりたいと思います」とニヤリ。「ハマスタで結果を残したいというのはありますし、ベイスターズの一員として頑張っていきたい」。地元への恩返しを誓い横浜に来た男の背中で0番がまた輝きを増した。
写真・取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
<9回戦・横浜>
DeNAは一気の先制攻撃とスターターの粘り、そして自慢のリリーバー陣の無失点リレーで、中日相手に勝利した。
まだ明るさの残る横浜スタジアムの初回、リードオフマンの桑原将志が快足を飛ばし内野安打をもぎ取ると、左腕の中日先発・小笠原慎之介に対し積極的に仕掛け、2回の牽制を掻い潜り二盗に成功。これが捕手・木下拓哉の悪送球を誘い無死三塁のチャンスとなり、2番に入った大田泰示が粘った8球目を右前に弾き返して先取点を奪うと、佐野恵太の二塁打、牧秀悟の犠飛を挟み宮﨑敏郎の適時二塁打と、一挙3得点でゲームの主導権を握った。
先発の大貫晋一はコントロールが定まらず、毎回ランナーを出す苦しいピッチング。初回以外はスコアリングポジションにランナーを進められ、さらにピッチャー返しを二度食らうなどピンチが続いたが、要所を締める投球で5回1失点。6回以降は平田真吾、エドウィン・エスコバー、伊勢大夢、山﨑康晃が無失点リレーでつなぎ3-1で勝利した。
お立ち台に上がった大田は「とにかく食らいついていくしかない、前に飛ばすしかないと思いました」と先制打を振り返り、「横浜最高!」と拳を天高く突き上げると、イベントで配布されたペンライトを振るファンも熱い拍手で応えていた。
大田は初回無死三塁の絶好機で「粘っていく中で自分が打てるところをしっかりと弾き返す。高めは強いので低めをケア」することを念頭に置いて打席に入り、「内野も前に来たんで、とにかく“事”を起こすことを考えてました」と打球を前へ飛ばすことにフォーカス。
相手の内野陣が前進守備を敷いたことで「間も抜け辛くなりプレッシャーかかっちゃうんですけど、追い込まれた時点でコンパクトにいきました。きちっと打ててセンター方向に飛ばせたし、真っ直ぐに対して打ち負けなかった」と会心の一打を振り返った。
東海大相模高の後輩でもある相手先発・小笠原については、「いいピッチャーには間違いない。しっかりゲームメイクするし、インコースの真っ直ぐは強いし、チェンジアップ、カーブもいい。(前回対戦した)ナゴヤでは全然ダメだったので、今日しっかりチャンスで打てたのはベイスターズとしては良かった。個人としてはまだまだ小笠原にやられっぱなし」と、さらなる後輩打ちを誓った。
大田の殊勲打には、三浦監督も「いきなりいい形でコンパクトに追っ付けての先制点。大きな1点になりましたし、一気に波を作ってくれた」と高評価を与えていた。
6月30日の阪神戦に続きホームゲームでは2戦連続でお立ち台に立った大田泰示。青いユニフォームに「慣れてきましたね。もっと似合う男になりたいと思います」とニヤリ。「ハマスタで結果を残したいというのはありますし、ベイスターズの一員として頑張っていきたい」。地元への恩返しを誓い横浜に来た男の背中で0番がまた輝きを増した。
写真・取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)