打線の奮起で3連敗を阻止!
ヤクルトは7日、敵地で巨人に11-3の大勝。
連続カード勝ち越しは「14」でストップしてしまったが、カード3連敗は執念で阻止した。
この日はスイープを回避したい打線が初回から猛攻。巨人先発のマット・ シューメーカーにいきなり5安打の先制パンチを浴びせ、一気に5点を先制する。
援護をもらったヤクルト先発・石川雅規は初回にアダム・ウォーカーに一発を浴び、5回は代打・増田陸に2ランを被弾。2発で3点を失ったが、5回3失点と先発の仕事を果たした。
試合は終盤もヤクルト打線が攻撃の手を緩めず、6回に2点、7回も2点、9回にも1点を追加して計16安打で11得点。猛打で圧倒したヤクルトが連敗を止め、マジックを「50」とした。
7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも、ツバメ打線の猛攻が話題に。
解説者の阿波野秀幸氏は「狭いと言われる東京ドームでも、強引に打つ打者が誰もいないんですよね。次へ、次へという意識が強い」と、各打者のつなぐ意識の高さを強みに挙げる。
同じく番組に出演した松中信彦氏も「本当に強引さがないですし、その上で狙い球を絞って攻めていますよね」と語り、高い意識を持ちながら、その中でもしっかりと抜かりない準備を行って試合に臨んでいることを強調した。
また、阿波野氏は「どうしてもクリーンナップに目が行きがちですが、2番と8番を打っている山崎晃大朗と長岡秀樹。この2人が見逃せない活躍をしている」と、打線の潤滑油となっている“つなぎ役”の2人を名指しで称賛。
山崎は初回に四球を選んで一挙5得点の起点を作るなど、5打数2安打で3出塁。長岡も初回のチャンスに2点適時二塁打を放っただけでなく、7回と9回にも二塁打を放って5打数3安打で2打点&2得点と躍動した。
番組MCを務める高木豊氏も「脇役と言っては失礼なんですが、クリーンナップを光らせるのが彼らの活躍ですよね」と語れば、松中氏も現役時代を思い返しながら「1・2番だったり、8番・9番の選手がつないでチャンスを作ってくれるというのがどれだけありがたいことかと」と中軸の感謝の気持ちを代弁。「そういった想い、信頼関係があるからこそ“打線”になっていくんですよね」とまとめ、ヤクルト打線の強さの秘訣について語った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』