阿波野氏も「ようやく出てきてくれたなと」
オリックスは7日、本拠地で西武に6-2で勝利。
この日はドラフト1位ルーキー・椋木蓮がプロ初登板初先発。6回2安打、7奪三振で無失点の好投を見せ、嬉しいプロ初勝利を挙げた。
椋木は山口県出身の22歳右腕で、地元の高川学園高から東北福祉大を経て、昨秋のドラフト1位でオリックスに指名された。
故障もあってデビューまでは時間を要したが、待ちに待った初登板にも浮足立つようなシーンはなく、立ち上がりから冷静なピッチングを展開。球威抜群のストレートと落差の大きいフォークを武器に、4回以外の5イニングで三振を奪った。
この日は6回を94球、被安打2に与四球も2、三振は7つ奪って無失点という好投。降板直後の6回裏に味方打線が奮起して3点を挙げ、さらに7回にも3点を追加。6-2で逃げ切り、椋木はプロ初登板でプロ初勝利を掴んだ。
7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木豊氏は、高川学園高の後輩の活躍に「ぶちすごかったのぉ」と上機嫌。「本当に落ち着いて投げていた」と、プロ初登板から見せた堂々たる姿を絶賛した。
同じく番組に出演した阿波野秀幸氏は、「投げ方は低めのスリークォーターという感じで、巨人・大勢のようにシュートやスライダーといったところを武器にするのかなと思いきや、縦の変化球を持っているんですよね。フォークとチェンジアップが良くて、三振もたくさん取れるタイプかなと」と特徴を解説。
「キャンプでは一軍でずっと過ごしていたんですが、脇腹の故障でここまで遅れてしまった。ようやく出てきてくれたなという感じ」と、こちらも無事にデビュー登板を飾った若き右腕を祝福した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』