2022.07.13 18:00 | ||||
中日ドラゴンズ | 6 | 終了 | 3 | 東京ヤクルトスワローズ |
バンテリンドーム |
ガッツポーズ連発「気持ちが手にとるようにわかる」
中日はコロナショックに見舞われている首位ヤクルトに逆転勝ち。7回に岡林勇希が満塁走者一掃の適時二塁打を放ち、これが決勝打となった。
「2番・右翼」で先発出場した岡林は、4回一死二・三塁の守備で古賀優大の飛球を落球(記録は犠飛失策)し、6回無死満塁の絶好機で迎えた第3打席は高橋奎二の前に空振り三振と、攻守に悔しいプレーが続いていたが、2点ビハインドの7回に再び二死満塁の絶好機で打席が訪れ、3番手右腕・今野龍太の145キロに反応。鋭く弾き返した打球は左翼線を破り、同点の走者に続いて一塁走者の代走・髙松渡も逆転のホームに滑り込んだ。
2度目の大チャンスで結果を出した岡林は、二塁ベース上で右手の拳を振り下ろしてガッツポーズ。その後に木下拓哉の適時打で生還した際にも左拳を振って感情をあらわにした。
13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の金村義明さんは、「あのガッツポーズを見たらわかりますよね。もう夢中でやっているなと。ホーム踏んでからも気持ちが手にとるようにわかりますよね」と岡林の心中を推察。
攻守両面で“ミス”が続いた後の打席で結果を残し、「これでまた精神的に強くなるでしょう。そんなにチャンスもらえないですけど、ここまで我慢してもらえて、徐々に数字も上げてきているんでね。一時は疲れてバットを振れなくなった時期もありましたけど、こうやって1ランク1ランク上がっていくんでしょうね」と、充実のシーズンを送っている若手有望株の奮闘を見守っていた。
岡林は7月に入ってから打率.394(33-13)と打撃好調。一時はシーズン打率が2割台前半に低迷する時期もあったが、13日終了時点で同.272(305-83)と数字を持ち直してきている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』