両リーグ最速で10勝到達!
阪神の青柳晃洋は6回1失点と好投し両リーグ最速で2ケタ10勝(1敗)に到達した。
青柳は初回に1番・大島洋平に安打と盗塁で得点圏に進まれ、一死三塁から3番・岡林勇希に適時内野安打を許し先制点を献上したが、2回、3回とピンチを切り抜け、4回以降は1安打ピッチング。6イニング・96球を投げ6安打、無四球4三振と粘りの投球でゲームメイクした。
15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した阿波野秀幸さんは「今日の試合の立ち上がりはあまりよくなかったんですよ。アウトコースでカウントを取りたい球が外れることが多くてカウントを作るのに苦労していた」と振り返り、「そういうところをキャッチャーの梅野が察知して2巡目から内角にどんどん投げてくるようにパターンを変えてきた」と、投球内容の修正をしたことを指摘。
「(パターンの変化によって)中日は左バッターを並べてきたんですが、内角でファールを打たされて最後は外で当てるだけのようなアウトになっていた」と語り、「キャッチャーの功績も大きいが、試合中に修正できるのはさすがいいピッチャーですね」と称賛した。
同じく解説を務めた齊藤明雄さんも「今年の青柳を見ていると昨年に自信を得てものすごく安定感がある」と同調し、「自分のボールをここに投げれば絶対打たれないという感覚で投げているように見える。調子が悪くても自分のボールを信じて投げ込んでいるから打ち取れている」と“心技体”の充実ぶりを称えた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』