○ 楽天 7 － 3 オリックス ●
＜12回戦・楽天生命パーク＞

　楽天は連敗を「5」でストップ。7回3安打無失点と好投した先発・田中将大投手（33）が約2ヵ月ぶりとなる白星を手にした。

　楽天打線は5回、オリックス先発・山本に対し、2番・銀次の左前適時打で先制。続く浅村は15号3ランを右翼席へ運び4－0とリードを広げた。7回は4番・島内の右前適時打などで3点を追加。この日は集中打が出て10安打7得点と効率良く加点した。

　先発の田中は粘りの投球。5回までは毎回ランナーを背負ったが要所を締めた。打線の援護を受けた6回以降は2イニング連続パーフェクト。終わって見れば7回107球、3安打無失点、4奪三振4四死球の好投で、5月10日のロッテ戦（楽天生命パーク）で完封勝利をマークして以来となる5勝目（7敗）を挙げた。

　再調整を経て中14日での復帰戦。田中は勝利の瞬間を見届けたあとお立ち台に上がり、「不本意ながら夏休みをいただいので、しょうもないピッチングはできないなと思っていた。いい調整ができていたので、それをゲームで出すだけだと思っていた。ポイントポイントでキャッチャーの（炭谷）銀仁朗さんに声をかけてもらい、気を引き締めながらピッチングができたと思います」と女房役に感謝した。

　チームの連敗を5で止め、自身の連敗も6でストップ。最後は笑顔で「やっと勝てました」とファンの応援に感謝し、「チームも苦しい試合が続いていましたし、僕自身も2ヵ月以上、（白星が）止まったままだった。ここからまたグングン勝って、上に行けるように頑張って行きたいと思います」と巻き返しを誓った。