2022.07.16 14:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 4 | 終了 | 11 | 広島東洋カープ |
東京ドーム |
大敗の中で光った新星
巨人の高卒3年目左腕・井上温大投手(いのうえ・はると=21)が16日、本拠地で行われた広島戦でプロ初登板。3イニングを1安打2四球無失点に抑え、上々の一軍デビューを飾った。
11点ビハインドの5回からマウンドに上がると、併殺もあって2イニングを打者6人で抑える好投。3イニング目の7回は一死から7番・小園海斗に二塁打を打たれ、四球と犠打で二・三塁のピンチを迎えたが、2度目の対戦となった1番・野間峻祥を外角の直球で二ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。
16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した元巨人投手コーチの斎藤雅樹さんは、「緊張もあったと思いますけど、非常に良い真っ直ぐで押し込んでいた」と、この日最速148キロをマークしたストレート主体の投球を評価。
「1年目に二軍で投げているところを見たんですけど、その時に凄く良い真っ直ぐを放るなと、将来絶対出てくるなと思っていた」とルーキーイヤーから輝きを放っていたことを振り返り、「阪神の高橋遥人に似ているなと思っている。それくらい真っ直ぐにキレがある」と、同名のライバル球団の本格派左腕を引き合いに出して、井上の投球を絶賛していた。
井上は昨年に左肘を手術した影響もあり、今季は育成スタートだったが、11日に支配下復帰を果たし上々の一軍デビュー。桑田真澄コーチは先発登板のチャンスを与えることも示唆しており、今後の投球にも注目が集まる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』