再びNPBのマウンドへ「ここからが勝負」
ソフトバンクに加入した秋吉亮投手(33)は19日、入団会見を行った。
昨季終了後に日本ハムから“ノンテンダー”で自由契約となり、今季は独立リーグ・日本海オセアンリーグの福井ネクサスエレファンツでNPB復帰を目指し現役を続行。18試合(20回1/3)に登板しリーグトップの7セーブ、防御率2.66、WHIP0.89の成績を残し、シーズン途中にソフトバンクへの移籍が決まった。
念願のNPB復帰を果たした秋吉は「すごく嬉しいです。諦めないでよかった」と喜びを口にし、「悔しい気持ちを持って、絶対にNPBに戻るという強い思いでやっていました」と独立リーガーとして過ごした日々を振り返った。
また、「こうやって戻ってこれたことはすごく嬉しいですけど、ここからが勝負だと思います。ソフトバンクホークスの選手層はすごいですし、素晴らしい選手も多いので、そこで(競争に)勝ってしっかりと一軍で投げることがこれからの目標です」と新天地での挑戦を前に意気込んだ。
入団が発表された際には、親交があるという又吉克樹がSNS上でライバル心を滲ませていたが、秋吉も「ヤクルト時代から仲良くしていて、まさか同じチームでできるとは思っていなかったのですごく嬉しい。ただ勝負の世界なので、仲良く、ライバルとして、ホークスの中継ぎを強くしていけたら良いなと思っています」と切磋琢磨を誓った。
ソフトバンクは、開幕からブルペンを支えてきた又吉克樹が右足を骨折し長期離脱するなど、ここへきて救援投手陣のやりくりに苦戦。会見に同席した三笠杉彦GMは「この先の終盤戦、重要なピースとしてチームの優勝に貢献してもらいたい」と、ヤクルトと日本ハムでNPB通算379試合登板を誇る経験豊富な右腕に期待を寄せた。