9回のピンチを乗り切った好判断
19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に生出演した野球解説者の高木豊さんが、中日の捕手・木下拓哉の隠れた好判断を称賛した。
中日は初回のビシエドの8号3ランで先制。先発の小笠原慎之介は6回途中まで9安打を許すも2失点に抑え、祖父江大輔、藤嶋健人、清水達也、R.マルティネスの無失点リレーで逃げ切った。
番組で解説を務めた高木さんは「9回、マルティネスがマウンドに上がるシーンなんですけど、先頭バッターの宮﨑(敏郎)にヒットを打たれて代走に森(敬斗)が出てくるんですね。それから(マルティネスが)ずっと首を振りながら真っすぐしか投げないんですよ。それで木下がベンチから通訳やコーチを呼んだりしてマルティネスを説得するんですよ。それで変化球を交えるようになって抑えることができた」と、9回の状況を説明。
「外国人のピッチャーは(打たれると)カッカしますよね。やはり、木下が冷静によくベンチを呼んだなと思うんですよね。よくキャッチャーはグランドの監督だと言われますが、すごくそれを感じたシーンでしたね」と、木下の好判断によって守護神が落ち着きを取り戻し、9回のピンチを乗り切ったとの見解を語った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』