2022.07.19 18:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 5 | 終了 | 3 | 読売ジャイアンツ |
神宮 |
コロナ禍の緊急事態で存在感アピール
ヤクルトの武岡龍世選手(21)が19日、本拠地での巨人戦に「7番・二塁」で先発出場し攻守に躍動。チームの連敗ストップに大きく貢献した。
まずは守りで魅せた。2点リードの5回表一死一塁で北村拓己がセンターに抜けようかという打球を放つと、武岡が横っ飛びで捕球しグラブトス。4-6-3の併殺を完成させるビッグプレーでピンチの芽を摘んだ。
すると、直後の5回裏一死無走者で打席に入り、戸郷翔征の直球を右中間に弾き返し三塁打でチャンスメーク。チーム3点目を呼び込んだほか、6回の第3打席では一二塁間へ2点適時打を放ち、3打点1得点の活躍だった。
試合後のヒーローインタビューでは、「背番号60の武岡です。長岡とは間違えないでください」と同期入団の長岡秀樹の名前も挙げて自己紹介。今季ブレイクしているライバルに負けじと、コロナ禍で得たチャンスで存在感をアピールした。
19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の真中満さんは、「(長岡と)同期で去年まではファームで切磋琢磨して戦っていたので、相当悔しい思いをしていたと思う」と、今季ここまでの武岡の胸中を推察。
今季3度目のスタメン出場で攻守に渡って落ち着いたプレーを見せる姿に、真中さんも「のびのびとプレーできる武岡選手、覚えてあげてください!長岡じゃなくて武岡です」と、コロナ禍のピンチでアピールした若燕を猛プッシュした。
また、同じく番組に出演した高木豊さんは「最高ですよね。まずバッティングでいえば手さばきが速いよね。体が開く前に体の前をヘッドが走るから、率も残せるんじゃないですか。守備もうまいですよね」と攻守に輝きを放った武岡のプレーを絶賛。
続けて、「チームの雰囲気が良いんでしょうね。連敗していてもみんなで思い切りいこうってね」と、武岡ら緊急昇格してきた選手たちがプレーしやすいムードをチーム全体で作っていたとの見方も示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』