約90試合前後を消化しオールスター目前
プロ野球は21日、パ・リーグの3カードが開催され、5位・オリックスも借金を完済。6月8日以来となる勝率5割に復帰した。
京セラD大阪で日本ハムと対戦したオリックスは、2点を先制されるも、6回に吉田正尚の同点2ランなどで一挙4得点で逆転。先発の竹安大知は5回2失点で勝敗がつかなかったが、6回以降は4投手のリレーで逃げ切った。
一方、敗れた日本ハムは今季最長の7連勝から5連敗で再び借金18。首位・ソフトバンクから5位・オリックスまでの5球団が勝率5割以上となり、最下位の日本ハムが借金を丸抱えする格好となった。
上位争いは熾烈で、この日は首位・ソフトバンクが3位・楽天に勝利し、4位・ロッテが2位・西武に逆転サヨナラ勝ち。
西武は試合前時点で首位とゲーム差なしとしていたが1差に後退し、西武から1.5差で楽天とロッテが追いかける展開。さらに勝率5割に復帰した5位・オリックスも1差でロッテの背中を追いかける。
新型コロナウイルス陽性判定を受けたBIGBOSSを始め、多数の離脱者を抱える日本ハムは苦しい戦いを強いられているが、すでに各球団90試合前後を消化して首位から5位まで3.5差と、Aクラス争いは大混戦の様相だ。