「ファームではこんな打ち方はしていなかったはず」
日本ハムは21日、敵地でオリックスに3-4で惜敗。
7月7日から16日にかけて7連勝と勢いに乗ったかに見えたが、17日から21日にかけて5連敗。3連勝のオリックスが勝率5割に復帰したため、日本ハムが借金丸抱えという珍事となってしまった。
コロナ禍が直撃しているチームはBIGBOSSがベンチから離れ、この日は野村佑希が発熱のためスタメンを外れた。
そんな中、この日の4番に抜擢されたのが2年目の今川優馬。豪快な打撃に期待がかかったが、この日は4打数無安打で併殺打が2つ。期待に応えることができなかった。
21日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣は、4打席目の併殺打に注目。大久保博元氏は「思い切ってやるしかない」とエールを送った。
2-4とビハインドの8回表。近藤健介の適時打で1点差と迫り、なおも一死一・二塁という大チャンス。今川は追い込まれながらも4球連続ファウルで粘ったが、最後は外のカットボールを当てに行ってしまい、最悪の二ゴロ。併殺で好機が潰れた。
このシーンについて、大久保氏は「僕は思い切り引っ張ってほしかったですね。もう一発逆転狙いくらいの感覚で」とコメント。つづけて「ファームではこんな打ち方はしていなかったはずなんですよ。それが一軍に来て、チャンスの場面で結果を求めてしまったのかなと」とし、自身のスタイルを貫いてほしかったと語った。
同じく齊藤明雄氏も「BIGBOSSもそのまま打たせていたと思うんですが、デーブさんが言うように結果を欲しがってしまったかなという打ち方。こういう場面こそ何のために出ているのかを考えて、開き直って思い切りよく行った方が良い」とアドバイス。
嫌な流れを食い止めるためには、新たな力の躍動が不可欠。苦境のチームを救う新星の登場が待たれる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』