ロッテの小野郁が、追加選手で『マイナビオールスターゲーム2022』に出場することが決まった。
小野は球団を通じて「東條さんの事を考えると複雑な気持ちですが、東條さんの分まで頑張ることが出来ればと思っています」と決意を述べ、「地元福岡で開催されるオールスターにもなりますので自分らしく全力投球をしたいです」と意気込んだ。
小野は14年ドラフト2位で楽天に入団し、FA移籍した鈴木大地の人的補償選手として20年にロッテに加入。ロッテ1年目の20年に40試合・2勝2敗4ホールド、防御率3.23の成績を残すと、昨季は49試合・0勝3敗8ホールド、防御率3.48と、移籍してから2年連続でシーズン自己最多登板を記録する。
そして今季は、先発が5回で降板したあとの勝ち試合の6回、東條が連投中のときには勝ち試合の7回、大量リードした場面の9回、1、2点ビハインドの展開で登板など、様々な場面でマウンドに上がり、大変な役回りではあるが、ここまで38試合・35イニングを投げて、0勝0敗15ホールド、防御率1.80とマリーンズブルペンに欠かせない存在だ。
昨年までは勝ち試合に登板したときに不安定さが見えたが、「去年の失敗が今年いきていると思います」と気持ちの持ち方、試合の入り方、先頭打者の入り方を工夫した今季は、ホールドがつく場面での登板で1度も失点がない。「1アウト、1アウトしっかり自分の持ち味をいかして、まずは1個ずつ、3人で抑えるとかじゃなくて目の前の一人のバッターに対してしっかり向き合ってやっていけているのかなと思います」と4月の取材では話していた。その積み重ねが、ここまでの安定した投球に繋がっているのだろう。
ただ気になるのは、登板数が多く、オールスター明けの夏場以降に疲れが出ないかどうか。先週も1週間に4試合に登板し、前半戦最後のカードとなった日本ハムとの2連戦では連投した。本音をいえば、後半戦に向けて休養に充てて欲しかったが、オールスターでしか得られない経験もあるはず。他球団の選手から様々なことを学び、後半戦もさらに進化した姿を見せて欲しい。
文=岩下雄太
小野は球団を通じて「東條さんの事を考えると複雑な気持ちですが、東條さんの分まで頑張ることが出来ればと思っています」と決意を述べ、「地元福岡で開催されるオールスターにもなりますので自分らしく全力投球をしたいです」と意気込んだ。
小野は14年ドラフト2位で楽天に入団し、FA移籍した鈴木大地の人的補償選手として20年にロッテに加入。ロッテ1年目の20年に40試合・2勝2敗4ホールド、防御率3.23の成績を残すと、昨季は49試合・0勝3敗8ホールド、防御率3.48と、移籍してから2年連続でシーズン自己最多登板を記録する。
そして今季は、先発が5回で降板したあとの勝ち試合の6回、東條が連投中のときには勝ち試合の7回、大量リードした場面の9回、1、2点ビハインドの展開で登板など、様々な場面でマウンドに上がり、大変な役回りではあるが、ここまで38試合・35イニングを投げて、0勝0敗15ホールド、防御率1.80とマリーンズブルペンに欠かせない存在だ。
昨年までは勝ち試合に登板したときに不安定さが見えたが、「去年の失敗が今年いきていると思います」と気持ちの持ち方、試合の入り方、先頭打者の入り方を工夫した今季は、ホールドがつく場面での登板で1度も失点がない。「1アウト、1アウトしっかり自分の持ち味をいかして、まずは1個ずつ、3人で抑えるとかじゃなくて目の前の一人のバッターに対してしっかり向き合ってやっていけているのかなと思います」と4月の取材では話していた。その積み重ねが、ここまでの安定した投球に繋がっているのだろう。
ただ気になるのは、登板数が多く、オールスター明けの夏場以降に疲れが出ないかどうか。先週も1週間に4試合に登板し、前半戦最後のカードとなった日本ハムとの2連戦では連投した。本音をいえば、後半戦に向けて休養に充てて欲しかったが、オールスターでしか得られない経験もあるはず。他球団の選手から様々なことを学び、後半戦もさらに進化した姿を見せて欲しい。
文=岩下雄太