● 全セ 1 － 2 全パ ○
＜球宴第2戦・松山＞

　阪神の近本光司外野手（27）が27日、『マイナビオールスターゲーム2022』の第2戦（松山・坊っちゃんスタジアム）に途中出場。7回に三塁強襲の内野安打、9回は中前へクリーンヒットを放ち、オールスター通算打率を.733に上げた。

　第2戦はベンチスタートとなり、6回表の守備から途中出場。7回裏に巡って来た初打席で、全パ7番手・岸（楽天）から三塁手を強襲する内野安打を放った。1点を追う9回裏の第2打席は、二死一塁で全パ11番手の益田（ロッテ）と対戦。凡打なら試合終了となる瀬戸際だったが、3球目の直球をキッチリと中前へ弾き返し好機を演出した。

「2番・中堅」で先発出場した前夜の第1戦（PayPayドーム）も第1打席に一塁内野安打、続く打席で左前打を放ち3打数2安打を記録。2戦合計で5打数4安打とした。

　近本はルーキーイヤーの2019年に、球宴史上2人目となるサイクル安打を達成し最優秀選手賞（MVP）を獲得。2021年には球宴新記録の7打数連続安打を達成し敢闘選手賞に選ばれた。今年も“お祭り男”ぶりは健在で、これで球宴通算15打数11安打で打率.733にアップ。さらなる逆襲が期待されるシーズン後半戦に弾みをつけた。