ニュース 2022.07.28. 19:48

東京ガスの主将・笹川、チーム状況に手応え「自分の役割をわかってやってくれている」

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東京ガス・笹川晃平(ニッポン放送ショウアップナイター)
【都市対抗野球大会】
トヨタ自動車(豊田市) 3 - 7 東京ガス(東京都)
<準決勝 東京ドーム>

 「みんなに勝たせてもらうキャプテン」。

 入部6年目を迎える今季、チームキャプテンに就任した東京ガス・笹川晃平は、目指すキャプテン像についてこのように掲げた。

 キャプテン就任直後の取材で、「キャプテンがやるだけじゃなくて、みんながチームのことを思ってやってくれたら、自然にキャプテンのやることは少なくなる。みんなのチームなので、それぞれが自主的にチームのために動き、みんなが打って走って守って投げて、チームがまとまってくれたら1番いい。自分は活躍しなくても、試合に出なくてもいい。チームのみんながいい思いをしてくれたら1番いい」とチームの理想像を語っていた。

 連覇を狙う都市対抗野球大会では1回戦のJR東海戦で3打数2安打したものの、2回戦の日本製鉄鹿島戦が3打数0安打、準々決勝のJR東日本戦が4打数0安打だった。2回戦、準々決勝でキャプテンが無安打でも、チームは日本製鉄鹿島戦14安打10得点を奪い大勝し、JR東日本戦は2-4の9回に3点を奪い逆転勝ち。チーム全員がそれぞれの役割をこなし、勝ち上がってきた。

 「僕と加藤は打ってなかったんですけど、7人で野球しているんじゃないかなと思うくらいみんな頼りがいがあって、建部さんとか代打で出ている方も打ってくださっている。本当にみんな頼もしくて、勝たせてもらえているキャプテンになれているなと思っています」。

 迎えたトヨタ自動車との準決勝。3点を追う3回、地引雄貴の2点適時打で1点差に迫り、なお二死一、三塁の好機で笹川に打席が回ってきた。トヨタ自動車・金田悠太朗が2ボール2ストライクから投じた外角のスライダーを捉えると、打球はセンター前に抜けていく。「場面的にも最高だったと思います」。勝てば決勝進出が決まる大事な一戦で、キャプテンが価値ある同点の適時打を放った。

 その後、7回に代打・建部賢登の適時打、笹川の押し出し四球で2点を勝ち越し、9回には馬場龍星、北本一樹の適時打で2点を加えた東京ガスが7-3で勝利した。

 都市対抗連覇まであと1勝に迫った現在、笹川が目指すチーム像になっているのだろうかーー。

 「みんな自分の役割をわかってやってくれているので、それに結果もついてきてとても良いチーム状況だと思っています」。

 東京ガスは29日の決勝戦で勝利すれば、12年・13年のJX-ENEOS以来となる都市対抗連覇となる。

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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