ニュース 2022.07.29. 21:58

都市対抗はENEOSが1イニング3発で逆転優勝! 19歳の度会隆輝が橋戸賞などトリプル受賞

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9年ぶり12度目の都市対抗優勝に歓喜のENEOSナイン
【第93回 都市対抗野球大会】
東京ガス(東京都)4 - 5 ENEOS(横浜市)
<決勝戦 東京ドーム>

 『第93回都市対抗野球大会』は29日、東京ドームで決勝戦が行われ、ENEOS(横浜市)が9年ぶり12度目の優勝を果たした。前回覇者の東京ガス(東京都)は史上6チーム目の連覇まで一歩及ばなかった。

 ENEOSは5回までに4点のビハインドを背負うも、6回に二・三塁のチャンスを迎え、今大会大当たりの5番・度会隆輝が4号3ランを放つと、続く6番・丸山壮史も2者連発で続き同点。さらに二死後に8番・小豆澤誠が右翼席にソロホームランを放り込み、これが決勝打となった。

 3年連続で前回王者が初戦敗退中というジンクスを打ち破り、2年連続で決勝戦まで勝ち進んだ東京ガスは、先発の益田武尚が6回に捕まり、終盤はENEOSの継投を打ち崩せなかった。

 優勝監督インタビューに応じたENEOSの大久保秀昭監督は「こんなことがあっていいのかと…。本当にミラクルを起こしてくれた」と目を真っ赤にしてコメント。決勝で3安打猛打賞だった元中日の武田健吾(三菱重工East)ら、補強選手も一丸となった戦いぶりに「神奈川の意地とプライドを見せてくれました」と選手を労った。

 全5試合に出場し打率.429、4本塁打と大暴れだったENEOSの度会隆輝(横浜高/2年目)は「絶対やってやるって決めてました!最高でーす!」と興奮そのままに拳を振り上げ絶叫連発。大会MVPに当たる橋戸賞に加え、若獅子賞と打撃賞にも輝き、個人表彰トリプル受賞を果たした。


第93回都市対抗野球大会・表彰一覧


▼ 橋戸賞
度会隆輝(ENEOS)

▼ 久慈賞
益田武尚(東京ガス)

▼ 小野賞
大久保秀昭監督(ENEOS)

▼ 首位打者賞
内山京祐(NTT東日本)

▼ 打撃賞
度会隆輝(ENEOS)

▼ 若獅子賞
度会隆輝(ENEOS)
黒川貴章(セガサミー)
山口裕次郎(JR東日本)

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