「まさに良い時のビシエド」
中日が敵地で広島に3連勝。
この3連戦で存在感を放ったのが、主砲のダヤン・ビシエドだ。
29日の第1戦では3本塁打・5打点の大暴れ。最高のスタートを切ると、30日の第2戦でもしっかりと1安打。そして迎えた31日の試合では、5回に勝ち越しの適時打を放つと、7回にも安打を放ち、1点ビハインドの8回には起死回生の逆転適時打。3安打・3打点の活躍で3連勝に大きく貢献した。
今季はここまで打率.285、本塁打11とやや苦しい戦いを強いられていた竜の主砲だが、後半戦最初の3連戦は打率.583で3本塁打、8打点という驚異的な成績。オールスターでの一発がキッカケとなったか、完全復調の気配を見せている。
31日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した五十嵐亮太氏は、「1本目の安打がまさに良い時のビシエドという感じ」と、第3打席で放った安打に特に注目した。
5回一死満塁のチャンスで、野村祐輔のツーシームをライト前に運んだ一打。これを五十嵐氏は「引っ張りに行っているように見えて、逆方向に強い打球が飛ぶというのがビシエドなんですよね」と高く評価。
「オールスターで打った本塁打もライトに叩き込んだものだったじゃないですか。この右方向への当たりというのが好調を表していると思う」と、主砲の状態の良さに太鼓判を押した。
また、同じく番組に出演した田尾安志氏は「レビーラが入って来たのも大きいんじゃないかなと」と好調の要因を指摘する。
ペドロ・レビーラは今季途中でチームに加わり、30日の試合で一軍初安打を本塁打で飾った期待の新助っ人。
田尾氏は「キューバ出身の23歳が一緒にプレーをすることになって、それが良い方向に出ているのかなと」と語り、同郷の後輩の存在も良い刺激になっているのではと解説した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』