防御率12球団ワースト、投手陣再建へ白羽の矢
巨人は2日、8月20日まで球団OBの高橋尚成氏(47)を、臨時投手コーチとして登録すると発表した。
高橋氏は修徳高、駒大、東芝を経て1999年のドラフト1位で巨人入り。1年目の2000年から9勝を挙げるなど、即戦力左腕として活躍した。14勝4敗、防御率2.75を記録した2007年には最優秀防御率のタイトルを獲得。2009年までの10年間で79勝を挙げた。
同年オフに海外FA権を宣言しメジャーへ。2010年にメッツで10勝6敗8セーブを記録し、球団では25年ぶりとなる新人2ケタ勝利を記録した。2011年はエンゼルスで61試合に登板するなど、以降はリリーフ投手として活躍。メジャー通算168試合で14勝12敗10セーブ、防御率3.99の成績を残し、日本球界に復帰した2014年からはDeNAで2年間プレー。2015年に現役を引退した。
今季の巨人は5月上旬まで首位を走りながら、その後失速。45勝50敗1分けの5位で前半戦を終えた。中でもチーム防御率は12球団ワーストの4.09と投手陣の立て直しが急務。さらに、4年目の髙橋優貴が伸び悩むなど、左腕育成にも期待がかかる。