3冠王獲得も視界、5打席連発で打率も.320にアップ
ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が2日、中日戦(神宮)でプロ野球新記録の5打席連続本塁打を達成した。
村上は初回、3番・山田が先制ソロを左中間席へ運んだあと、二死無走者の場面で中日先発・柳と対戦。カウント2-1後の真ん中に入ってきたカーブを完璧に捉えた打球は、右翼席上段に着弾する38号ソロとなった。
7月31日の阪神戦(甲子園)では、チームを逆転勝利に導く3打席連続本塁打をマーク。この日も第1打席で豪快なアーチを描き、1997年のナイジェル・ウィルソン(日本ハム)以来となるプロ野球史上14人目の4打席連続本塁打を記録した。
勢いは止まらず、一死一塁だった3回の第2打席はフルカウント後のチェンジアップを左中間席へ。打たれた柳はひざに両手をつき、ガックリとうなだれた。
悠然とダイヤモンドを一周した村上は、記念の花束を受け取り本拠地ファンの喝采を浴びた。39本塁打&98打点は両リーグ断トツ。さらに、5打席連続アーチで打率も.320まで上昇し、令和初の3冠王獲得が現実味を帯びてきた。