一発攻勢に頼らないスタイルへ
4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に生出演した元楽天監督の田尾安志さんが、古巣のチームスタイルについて言及した。
楽天は2回に9番・炭谷銀仁朗の4号2ランで先制すると、3回は小技、大技で一挙7得点のビッグイニング。鈴木大地、茂木栄五郎、西川遥輝と1イニング3ホーマーで相手先発・本前郁也をノックアウト。さらに4回には4番・島内宏明にも一発が飛び出し、5本塁打を含む先発全員安打で2ケタ10得点で大勝した。
番組で解説を務めた田尾さんは「今日の楽天は5本のホームランが出てそれが目立っていますが、その中でスモールベースボールをやっているんですよ」と指摘。
「先頭打者が出てすぐ盗塁が2つありましたし、セーフティースクイズもやりましたよね。やっぱり、楽天の野球ってそういうところだと思うんですよ。なかなかホームラン、ホームランで点を取るチームではないと思うので」との見解を示し、「タイガースが借金をどんどん返していくゲームを見ていると盗塁をたくさん使ってチームに勢いをもたらしてきたので、楽天もこういうゲームを続けてほしいですね」と機動力を生かしたスタイルの必要性を説いた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』