ロッテ・井口監督 (C)Kyodo News

○ 西武 4x - 3 ロッテ ●
<17回戦・ベルーナドーム>

 先制したが、またも勝てなかった。これでロッテはオールスター明け先制した試合は1勝4敗。チーム状態がよかった6月は先制した試合は8勝2敗、6月9日の中日戦から7月8日のオリックス戦にかけて先制した試合は11連勝ということもあった。投手陣を中心に守り勝っていくチーム、今は我慢の時、踏ん張りどきなのかもしれない。

 5日の試合を振り返ると、初回に佐藤都志也の第6号3ランで先制しながらも、2回、4回、5回、6回と先頭打者を出したが追加点を奪うことができず。特に4回は満塁の好機を作ったが井上晴哉が二ゴロに倒れた。

 打線が4点目をなかなか取れない中、投手陣はこのリードをなんとか守り切りたかったが、先発・石川歩は4回、5回といずれも2アウトを奪ってから失点。3-2の8回はゲレーロが四球から盗塁、進塁打で三塁に進めてしまい、暴投で三塁走者の生還を許した。最後は10回に登板した佐々木千隼が、川越誠司に一発を食らいサヨナラ負け。

 打線は序盤、制球に苦しむ西武先発・今井達也から毎回のように走者を出しながら4点目が取れず、投手陣も3点のリードを守りきれなかった。投打が全く噛み合わず、チーム状態としてはよくない。それに加えて、新型コロナウイルス陽性判定を受け選手が大量離脱。この状況を打破しようと、代替指名選手で昇格した選手たちに起爆剤になって欲しいところだが、野手ではそういった選手が出てきていないというのが現実だ。オールスター明け、1勝6敗と苦しい戦いが続いている。

 打てない、リードを守りきれない試合が多く、SNS上ではマリーンズファンから厳しい声も多い。CSを目指しているのであれば、3位と3ゲーム差まだまだいけるとなるが、あくまで目指すのはリーグ優勝。2年連続リーグ優勝争いをし、ファンが求めているレベルが高まってきているのも事実だ。

 CS争いした2019年、優勝争いをした2020年、2021年と、CS進出、リーグ優勝できそうなところまでいくが、結局勝負所で勝てず19年はCS進出、20年、21年はリーグ優勝を逃している。今年も近年と同じことを繰り返してしまっていいのか。

 映像を見ていて思うのは「借金3」ながら「借金20」以上抱えているチームの雰囲気に見えること、打線でいえばチャンスなのにピンチのようになっていること、勝っている展開で失点するたびに逆転されそうな雰囲気になっていること、選手たちには強さというものをもっと見せて欲しい。

 今は我慢のとき。何かのきっかけで再び浮上する力は持っている。そうでなければ6月4日終了時点で9あった借金を7月1日終了後に勝率5割に戻すことはできていないはず。上位チームは星を潰しあっており、プラスに捉えれば連勝すれば再びゲーム差を縮めることができるのだ。ここ最近の嫌な流れを断ち切るために、まずは連敗を止めたい。

文=岩下雄太

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岩下雄太

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