2022.08.09 18:00 | ||||
中日ドラゴンズ | 3 | 終了 | 2 | 読売ジャイアンツ |
バンテリンドーム |
「中日はインサイドを打てないバッターが多い」
中日の岡林勇希選手(20)は9日、巨人戦で4打数2安打1打点をマークし、自身初のシーズン100安打に到達した。なお、球団で高卒3年目以内の100安打到達は、現在監督を務める立浪和義(3年目・1990年=155安打)以来の快挙となった。
「2番・右翼」で先発出場した岡林は、3回に左腕のC.C.メルセデスから左翼線へ同点適時二塁打を放つと、7回先頭の第4打席にも中安打を放ちマルチ安打。8月に入ってから打率を落としていたが、8試合ぶりの複数安打で打率も「.273」にアップした。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の谷沢健一さんは、岡林が弱冠20歳でありながら一軍で奮闘できている要因について、「インサイドを苦にしないということですよ。近めのストレートを引っ張りきれるから通用している」と分析。
この試合では内角球をさばいたヒットを見ることがきなかったが、「インサイドを打てなかったらやはりプロでは無理だよね」と話し、「中日はインサイドを打てないバッターが多いから岡林は褒めていい」と、既にチーム内でもトップクラスのバットコントロールの持ち主であることを強調した。
また、同じく番組に出演した真中満さんは「彼は足と守備もあるので、状態が悪いときでも我慢して使える選手ではある」と、首脳陣にとっても育成の過程で起用しやすい選手であるとコメント。
真中氏が「(今回の100安打到達が)本人の励みにもなりますし、これから中日を引っ張っていくような選手になって欲しいですよね」と期待を寄せれば、番組MCを務めた大久保博元さんも「立浪監督を超えるような期待もできるバッターですよね」と今後の成長に期待した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』