6月度に続きツバメの主砲に栄誉
7月度の大樹生命月間MVP賞が10日発表され、セ・リーグの打者部門では2カ月連続でヤクルトの村上宗隆選手(22)が選出された。7月は20試合で打率.318、8本塁打、17打点の成績を残した。
リモートで行われた会見で村上は「すごく光栄なことですし、2カ月連続でこういう成績を残せたのはすごく良かったと思います」と話し、チーム内で新型コロナ感染者が続出した7月は多くの主力が離脱する中で、4番としてチームの先頭に立ち続けた。
「7月はコロナでレギュラーの選手がなかなかいない中で、すごく厳しい戦いが多かったんですけど、その中で自分なりにいろいろ感じながら、1試合1試合集中してプレーできたということが良かったと思う」
後半戦がスタートし、8月以降も厳しい戦いが続いていく。2日の中日戦(神宮)ではプロ野球史上初となる5打席連続本塁打を達成し、自身初のシーズン40号到達も目前となったが、6日に「特例2022」によって出場選手を抹消される事態に陥った。それでも翌日からすぐに復帰を果たし、周囲を安心させた主砲。
「残り試合数少なくなってきて、またさらに優勝というところが目に見え出すので、そこにとらわれ過ぎずに、しっかりやるべきことをやっていきたい」
チームは現在4連敗中。コロナから復帰した選手はまだ本調子とはいえない。連覇へ向けて再び加速できるか。4番のバットに託されている。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)