エンスは6回まで好投も雨に泣く… (C) Kyodo News

◆ 悪天候のため6回途中に約27分の中断

 西武は逆転負けでカード3連勝ならず。

 14日に楽天生命パークで行われた一戦は序盤で3点をリードするも、雨天中断を挟んだ終盤に4失点で逆転負けを喫した。

 3回に源田壮亮の2点適時打で先制し、4回には山川穂高の35号ソロで1点を追加。投げては先発のディートリック・エンスが6回まで無失点と文句ない試合運びで終盤を迎える。

 ところが7回、先頭の島内宏明に一発を浴びて失点を喫すると、さらに二塁打を挟んで辰己涼介に2ランを被弾。あっという間に試合を振り出しに戻され、6回0/3で降板となってしまった。

 この日は試合途中から雨が強まり、6回二死のところで約27分の中断を挟むというひと幕も。14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、試合途中の“中断”について解説陣が議論を展開。阿波野秀幸氏は「中断が好きという投手はいないですよ」と断言する。

 阿波野氏は自身の経験を踏まえ、「状況を見ながら準備をするしかないんですが、どうしても気持ち、闘争心が失せてきてしまうもの。あとはマウンドに砂をたくさん入れたりするので、微妙な感覚のズレも出てくる」と語り、モチベーションの維持の難しさに加え、環境面の変化にも言及する。

 また、番組MCを務める岩本勉氏も「僕は過去に40分の中断というのがありました。やはり気持ちも体も一度落ちてしまって、そこからもう一度ととのえて試合に戻るんですが、翌日とかものすごく疲れるんですよ。2試合分投げたような感じで」とし、投手にとって非常に神経を使うものだと強調した。

 真中満氏は「野手は合間に軽食を食べたりしますけど、投げている投手は気を使っているなと思って見てました」と投手との違いについて話したが、岩本氏は「投手はイスにも座らないですからね。気持ちも落ち着いてしまうし、筋肉も固まっちゃうんですよ。車で言うとエンジンを切らないで、ずっとアイドリングをして試合再開と言われるのを待つという感じです」と解説。

 屋外球場ならではの難しさ。特に投手ならではの難しさがクローズアップされた試合となった。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

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ベースボールキング編集部

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