ニュース 2022.08.15. 18:46

春準V・近江が8強進出 千両役者・山田陽翔が投げては7回1失点、打っては満塁弾の大暴れ

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近江・山田陽翔 (C) Kyodo News
『第104回全国高等学校野球選手権大会』
○ 近江 7 - 1 海星 ●
<8月15日 3回戦>

 今春のセンバツで準優勝の近江(滋賀)が夏もベスト8に進出。15日の3回戦でも、「エースで4番」の頼れる主将・山田陽翔が聖地で躍動した。

 2回戦から中2日でのマウンドとなった右腕は、初回を11球で三者凡退に片づける好スタートを切るも、2回に二死からの四球に盗塁を決められてピンチを招き、牧真測の適時打で失点。先制点を奪われてしまう。

 それでも、3回以降は威力満点のボールで海星(長崎)の打線を押し込み、ゼロを並べていく間に味方が逆転に成功。2-1で終盤戦へと突入した。



 迎えた7回表、球数100球に差し掛かるところでこの試合初の連打を許し、一死一・二塁のピンチ。

 一打同点、長打が出れば逆転という状況で、まず適時打を浴びた牧を外低めいっぱいの145キロで見逃し三振に打ち取ると、つづく代打の柿本彩人もフルカウントから空振り三振。連続三振で窮地を切り抜けた。

 するとその直後、二死満塁のチャンスで4番・山田に打席が。2ボールからストライクを取りに来た142キロを完璧に弾き返すと、高々と舞い上がった打球はフェンスを超えてレフトスタンドへ。自らを助ける満塁弾で6-1とリードを一気に拡大した。

 さらに1点を加え、7-1となったところで山田は降板。8回から右翼に回り、8回・9回はチームメイトが無失点で締めて試合終了。近江が県勢初の全国制覇へ向けて、また一歩前進した。



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