巨人のエースとして長らく活躍
西武の内海哲也投手(40)が16日、今シーズン限りで現役を引退することを発表した。内海は球団を通じて、「このたび、今シーズン限りで現役を引退することを決断しました。今の気持ちは「やりきりました」の一言です」とコメントを寄せた。
敦賀気比高から社会人の東京ガスを経て、2003年ドラフトの自由枠で巨人に入団すると、11年と12年に最多勝に輝くなど、巨人のエース左腕として活躍。19年オフに炭谷銀仁朗選手のFA移籍に伴う人的補償選手として西武へ移籍したが、新天地では2勝止まりで、プロ19年目の今季はコーチ兼任投手としてシーズンに臨んだ。
16日時点での通算成績は332試合(2004回2/3)、135勝104敗、1517奪三振、防御率3.24。今季は2試合に登板し0勝2敗、防御率3.72の成績だった。
内海は球団を通じて以下のようにコメントを発表した。
内海哲也投手・コメント全文
このたび、今シーズン限りで現役を引退することを決断しました。
今の気持ちは「やりきりました」の一言です。
19年という長きにわたってご声援を送っていただきましたファンの皆さま、支えてくださった関係の皆さまに心から感謝申しあげます。
振り返りますと、リーグ優勝や日本一になることができ心から喜んだこと、ライオンズに移籍した2019シーズンは一度も1軍のマウンドに上がれず悔しい思いをしたこと、今シーズンは目標にしていた2000投球回数を達成できたこと、新たに投手コーチとして投手の育成に微力ながら携われたことなど、いろいろなことがありました。
すべてがいい思い出で、本当に幸せな野球人生を送らせてもらいました。
来月には記者会見を行い、その場で感謝の言葉を直接お伝えしたいと考えています。
19年間本当にありがとうございました。