2022.08.17 18:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 7 | 終了 | 3 | 読売ジャイアンツ |
横浜 |
○ DeNA 7 - 3 巨人 ●
<15回戦・横浜>
セ・リーグ2位のDeNAは勝負どころをしっかり見極めた番長のタクトが冴え渡り、3位につける巨人に見事な逆転勝ち。本拠地・横浜スタジアムでの連勝を「13」に更新し、貯金も今季最多の「5」に増やした。
三浦大輔監督は「早め早めに追いつきたかった」と、3点ビハインドの5回に早くも仕掛けた。ここまでノーヒットに抑え込まれていた巨人先発のC.C.メルセデスに対し、先頭のネフタリ・ソトと柴田竜拓の連打でチャンスメイクすると、8番・戸柱恭孝に“代打の切り札”タイラー・オースティンを投入。結果は三振に終わったが、続く9番・濵口遥大にも代打・嶺井博希を送り左前安打で一死満塁にチャンス拡大。トップバッター・桑原将志のセンター前適時打で1点差に迫ると、楠本泰史にはスクイズを司令し見事に完遂。ベンチワークが冴え、一気に試合を振り出しに戻した。
同点で迎えた6回には相手エラーで出塁した牧秀悟を一塁に置き、ソトが2試合連発となる12号2ランで勝ち越し。8回には宮﨑敏郎にもダメ押しの6号2ランが飛び出し、効果的に加点した。
投げては、先発・濵口の後を受けた2番手・平田真吾が同点直後の6回を三者凡退に抑え、逆転劇を呼び込む好リリーフ。3番手の入江大生も2イニング、4番手のエドウィン・エスコバーも1イニングを完ぺきに抑え、6回以降は打者12人連続アウトのパーフェクトリレーで反撃を許さなかった。
キャリアハイを更新する4勝目を挙げた平田は、試合後のヒーローインタビューで「久々の登板だったので、しっかりバッターと勝負しようという意識で上がりました。大事な場面で投げさせてもらっているので、しっかり期待に応えれるように頑張りたいと思います」と宣言。
ともにお立ち台に上がった入江も「とりあえず気合いって感じで行きました。勝ちパターンの人たちを少しでも休めさせられるように、もう1イニング行くぞと言われた時は後ろの人を投げさせない気持ちでマウンドに上がりました」と胸を張り、ファンの喝采を浴びていた。
勢いに乗るチームを指揮する三浦監督は「ベンチの雰囲気ですよね。選手が自信を日に日に付けてくれている。3点先制されても『イケる』っていう。今まで戦ってきた中で選手が自信に変えて行ってくれている」と逞しくなった選手たちの姿に目を細めた。
ターニングポイントとなった5回の同点劇には「3点差っていうのもありましたし、早め早めに追いつきたかった。濵口にはまだまだ投げたい気持ちもありましたでしょうけど、流れ的には早めに追いつきたいところで嶺井がよく繋いでくれましたし、桑原も打ってくれましたし、楠本もキッチリ決めてくれました。うまく同点に出来たってことは大きかったですね」と満足気な表情を見せた。
完全投球を見せたリリーバーたちには「本当によくやってくれていますよ。試合で出てない日でもカバーで準備してくれて、投げないときでも疲れが溜まってきますから。それでもしっかりと毎試合毎試合準備してくれてますし、練習の時から良いコンディション保つためにやってくれています。マウンド行って厳しいときでも一つでもアウトをってところで、攻めの投球ができていると思います」と最大限の評価。
結果的に白星がついた平田については、「間空いてましたけれども、ボールも非常に良かったですし変化球の抜け具合もキレも良かったです。同点に追いついてすぐ次の回、ああいうピッチングで一気に流れを掴んでくれた。だからこそ次の回の攻撃に繋がったと思います」と絶賛。入江についても「経験を自信に変えてくれています。ボール自体もここのところ良いので、球数も見てもう1イニング行ってもらいました。2イニングいってくれたからこそ、ヤス(山﨑康晃)を上がりにしてたので、9回はエスコバーでいけました」と振り返った。
投打と采配も噛み合い、ガッチリと2位の座をキープした三浦ベイスターズ。どことなく優勝前年度の1997年に被ってくることに「選手はみんな知らないですけど」と前置きしながらも、「球場の雰囲気、チームの雰囲気は似ているところもありますね。良い雰囲気で戦えていることは間違いないです」と笑みを見せた。あす巨人をスイープすれば、ますます横浜のボルテージは上がっていく。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)
<15回戦・横浜>
セ・リーグ2位のDeNAは勝負どころをしっかり見極めた番長のタクトが冴え渡り、3位につける巨人に見事な逆転勝ち。本拠地・横浜スタジアムでの連勝を「13」に更新し、貯金も今季最多の「5」に増やした。
三浦大輔監督は「早め早めに追いつきたかった」と、3点ビハインドの5回に早くも仕掛けた。ここまでノーヒットに抑え込まれていた巨人先発のC.C.メルセデスに対し、先頭のネフタリ・ソトと柴田竜拓の連打でチャンスメイクすると、8番・戸柱恭孝に“代打の切り札”タイラー・オースティンを投入。結果は三振に終わったが、続く9番・濵口遥大にも代打・嶺井博希を送り左前安打で一死満塁にチャンス拡大。トップバッター・桑原将志のセンター前適時打で1点差に迫ると、楠本泰史にはスクイズを司令し見事に完遂。ベンチワークが冴え、一気に試合を振り出しに戻した。
同点で迎えた6回には相手エラーで出塁した牧秀悟を一塁に置き、ソトが2試合連発となる12号2ランで勝ち越し。8回には宮﨑敏郎にもダメ押しの6号2ランが飛び出し、効果的に加点した。
投げては、先発・濵口の後を受けた2番手・平田真吾が同点直後の6回を三者凡退に抑え、逆転劇を呼び込む好リリーフ。3番手の入江大生も2イニング、4番手のエドウィン・エスコバーも1イニングを完ぺきに抑え、6回以降は打者12人連続アウトのパーフェクトリレーで反撃を許さなかった。
キャリアハイを更新する4勝目を挙げた平田は、試合後のヒーローインタビューで「久々の登板だったので、しっかりバッターと勝負しようという意識で上がりました。大事な場面で投げさせてもらっているので、しっかり期待に応えれるように頑張りたいと思います」と宣言。
ともにお立ち台に上がった入江も「とりあえず気合いって感じで行きました。勝ちパターンの人たちを少しでも休めさせられるように、もう1イニング行くぞと言われた時は後ろの人を投げさせない気持ちでマウンドに上がりました」と胸を張り、ファンの喝采を浴びていた。
早仕掛け采配スバリ!“完全”救援陣「よくやってくれています」
勢いに乗るチームを指揮する三浦監督は「ベンチの雰囲気ですよね。選手が自信を日に日に付けてくれている。3点先制されても『イケる』っていう。今まで戦ってきた中で選手が自信に変えて行ってくれている」と逞しくなった選手たちの姿に目を細めた。
ターニングポイントとなった5回の同点劇には「3点差っていうのもありましたし、早め早めに追いつきたかった。濵口にはまだまだ投げたい気持ちもありましたでしょうけど、流れ的には早めに追いつきたいところで嶺井がよく繋いでくれましたし、桑原も打ってくれましたし、楠本もキッチリ決めてくれました。うまく同点に出来たってことは大きかったですね」と満足気な表情を見せた。
完全投球を見せたリリーバーたちには「本当によくやってくれていますよ。試合で出てない日でもカバーで準備してくれて、投げないときでも疲れが溜まってきますから。それでもしっかりと毎試合毎試合準備してくれてますし、練習の時から良いコンディション保つためにやってくれています。マウンド行って厳しいときでも一つでもアウトをってところで、攻めの投球ができていると思います」と最大限の評価。
結果的に白星がついた平田については、「間空いてましたけれども、ボールも非常に良かったですし変化球の抜け具合もキレも良かったです。同点に追いついてすぐ次の回、ああいうピッチングで一気に流れを掴んでくれた。だからこそ次の回の攻撃に繋がったと思います」と絶賛。入江についても「経験を自信に変えてくれています。ボール自体もここのところ良いので、球数も見てもう1イニング行ってもらいました。2イニングいってくれたからこそ、ヤス(山﨑康晃)を上がりにしてたので、9回はエスコバーでいけました」と振り返った。
投打と采配も噛み合い、ガッチリと2位の座をキープした三浦ベイスターズ。どことなく優勝前年度の1997年に被ってくることに「選手はみんな知らないですけど」と前置きしながらも、「球場の雰囲気、チームの雰囲気は似ているところもありますね。良い雰囲気で戦えていることは間違いないです」と笑みを見せた。あす巨人をスイープすれば、ますます横浜のボルテージは上がっていく。
取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)