奪三振数リーグ4位タイに浮上
中日は17日、敵地で広島に0-1でサヨナラ負け。
先発した髙橋宏斗は7回を100球、被安打2に与四球1つ、10奪三振で無失点という快投を見せたが、援護に恵まれず勝ち負けはつかなかった。
8月9日にハタチの誕生日を迎え、この日が20歳初登板となった高卒2年目右腕。立ち上がりからいきなり3者連続三振の好スタートを切ると、2回も2奪三振で三者凡退。4回までひとりの走者も許さないパーフェクト投球を展開する。
5回に先頭のライアン・マクブルームに初安打を許したが、その後も危なげないピッチングを継続。7回までちょうど100球で無失点に封じ、8回に打席が回ってきたところで代打を送られてお役御免となった。
白星はつかなかったものの、今季は14試合の登板で4勝4敗、防御率2.32という好成績。この日の結果を受けて今季の奪三振数は104となり、リーグ4位タイまで浮上してきた。トップは巨人・戸郷翔征の107個となっており、順調に行けばタイトル獲得も視野に入ってくる。
17日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣も、20歳の投球に賛辞の言葉を並べる。
谷繁元信氏は「最近というか、もう見る度に良くなっているんじゃないかという感じ。近い将来、ドラゴンズのエースになる選手だと僕は思っています」と大絶賛。大きな期待を寄せている。
同じく番組に出演した平松政次氏も、「チームがなかなか打ってくれないので4勝4敗なんですが、この内容で防御率2.32ですから6勝2敗でもぜんぜんおかしくないですよね」と語り、「今後の成長が楽しみですし、これからも素晴らしい投球をしてくれると思う」と、そのポテンシャルの高さを称賛した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』