『第104回全国高等学校野球選手権大会』
● 大阪桐蔭 4 - 5 下関国際 ○
<8月18日 準々決勝>
下関国際(山口)が春夏連覇を目指していた大阪桐蔭(大阪)を破り、同校史上初の準決勝進出を果たした。山口県勢としては2005年の宇部商以来17年ぶりのベスト4。休養日を挟み20日に行われる準決勝では第2試合で近江(滋賀)と対戦する。
下関国際は初回から先制を許す苦しい立ち上がりだったが、先発の古賀康誠が2回以降は立ち直り強力打線を相手に粘りの投球を披露。打線は大阪桐蔭の別所孝亮、前田悠伍の速球に食らいつき、5回、6回と二度追いついて接戦に持ち込んだ。
同点とした直後の6回に勝ち越しを許し、再び追いかける展開となったものの、7回無死一・二塁のピンチではバントエンドランのような形で上がった小フライを冷静に1-6-4と送り三重殺。トリプルプレーで大ピンチを切り抜けた。
すると、1点ビハインドで迎えた9回、1番からの好打順で相手2番手の前田に連打を浴びせて一・二塁の好機を作ると、3番・仲井慎がきっちり送りバントを決めてチャンス拡大。一打逆転の場面で4番・賀谷勇斗がしぶとく中前へ弾き返し、ついに逆転に成功。最終回は6回途中から登板していた2番手・仲井が三者凡退に抑える無失点リリーフで締めくくった。
試合後のインタビューに応じた下関国際の坂原秀尚監督は、目を潤ませながら壇上に上がり、「なんと言っていいか…。選手は本当に真摯に野球に取り組んできましたので、本当によく練習する選手たちでしたので、本当に良かったと思います」と感無量の様子。
2018年に記録した最高位ベスト8超えを果たし、「笑われるかもしれませんが、本当にここを目指して頑張ってきましたので、選手たち、それからOB、みんなが頑張って掴んだ一つの勝利だと思っています」と喜びを噛み締めた。
敗れた大阪桐蔭は10安打を放ったものの歯車が噛み合わず、9回に2年生左腕の前田が逆転を許し準々決勝敗退。同校史上3度目の春夏連覇は次世代以降にお預けとなった。
● 大阪桐蔭 4 - 5 下関国際 ○
<8月18日 準々決勝>
下関国際(山口)が春夏連覇を目指していた大阪桐蔭(大阪)を破り、同校史上初の準決勝進出を果たした。山口県勢としては2005年の宇部商以来17年ぶりのベスト4。休養日を挟み20日に行われる準決勝では第2試合で近江(滋賀)と対戦する。
下関国際は初回から先制を許す苦しい立ち上がりだったが、先発の古賀康誠が2回以降は立ち直り強力打線を相手に粘りの投球を披露。打線は大阪桐蔭の別所孝亮、前田悠伍の速球に食らいつき、5回、6回と二度追いついて接戦に持ち込んだ。
同点とした直後の6回に勝ち越しを許し、再び追いかける展開となったものの、7回無死一・二塁のピンチではバントエンドランのような形で上がった小フライを冷静に1-6-4と送り三重殺。トリプルプレーで大ピンチを切り抜けた。
すると、1点ビハインドで迎えた9回、1番からの好打順で相手2番手の前田に連打を浴びせて一・二塁の好機を作ると、3番・仲井慎がきっちり送りバントを決めてチャンス拡大。一打逆転の場面で4番・賀谷勇斗がしぶとく中前へ弾き返し、ついに逆転に成功。最終回は6回途中から登板していた2番手・仲井が三者凡退に抑える無失点リリーフで締めくくった。
試合後のインタビューに応じた下関国際の坂原秀尚監督は、目を潤ませながら壇上に上がり、「なんと言っていいか…。選手は本当に真摯に野球に取り組んできましたので、本当によく練習する選手たちでしたので、本当に良かったと思います」と感無量の様子。
2018年に記録した最高位ベスト8超えを果たし、「笑われるかもしれませんが、本当にここを目指して頑張ってきましたので、選手たち、それからOB、みんなが頑張って掴んだ一つの勝利だと思っています」と喜びを噛み締めた。
敗れた大阪桐蔭は10安打を放ったものの歯車が噛み合わず、9回に2年生左腕の前田が逆転を許し準々決勝敗退。同校史上3度目の春夏連覇は次世代以降にお預けとなった。