通算200セーブへM11
楽天が敵地で日本ハムに3連勝。
18日の試合は2-1で競り勝ち、最後を締めた松井裕樹が今季24セーブ目。早くも昨年の記録に並んだ。
1点差という厳しい場面からマウンドに登った鷲の守護神。先頭の佐藤龍世を空振り三振に仕留めると、つづく万波中正もフルカウントから空振り三振。かんたんに二死を奪う。
二死走者なしで迎えるは1番の清宮幸太郎。初球ファウルからの2球目を打たせ、最後は一ゴロで試合終了。14球で三者凡退に打ち取り、危なげなく試合を締めくくった。
18日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した阿波野秀幸氏も、「安定感抜群ですよね。ストレートと分かっていても空振りが取れる」と左腕のピッチングを絶賛する。
なかでも注目したのが、清宮との対戦。「1点差の9回二死で清宮ですから、ストレートの投げミスが一番怖いところ。それでもストレートから入ってファウルが取れるんですよね」とその強心臓ぶりを挙げ、「自分だったらと考えると、まずはスライダーから入っているかなとか。そういう投球がしたくなるんですが、そこでストレートで行けるのが強み」と強調した。
「これで最年少200セーブも見えてきましたね」と阿波野氏。今季24セーブ目は、プロ9年目で通算189個目のセーブ。今季のセーブ数を「35」まで積み上げれば、大台に到達する。
今年10月30日に27歳になる左腕だが、これまでの通算200セーブの最年少記録は1998年9月4日に佐々木主浩(横浜)が記録した「30歳6カ月」というもの。20代のうちの達成は史上唯一となる。
大台に向かって突き進む鷲の守護神から目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』