ニュース 2022.08.20. 15:37

夏の甲子園・決勝は仙台育英と下関国際! 東北勢初Vか山口県勢64年ぶりVか…22日に頂上決戦

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仙台育英 (C) Kyodo News

下関国際はセンバツV&準V破る快進撃


 大会13日目を迎えた『第104回全国高等学校野球選手権大会』は20日、準決勝の2試合が行われ、仙台育英(宮城)と下関国際(山口)が決勝進出を決めた。

 第1試合は仙台育英が18-4で聖光学院(福島)を下し、7年ぶり3度目となる決勝進出。仙台育英は初回に先制を許すも、2回に相手のミスも絡んで一挙11得点。大量リードを3投手の継投で守りきった。敗れた聖光学院は好守で甲子園を沸かせたが、序盤の序盤の大量失点が重く準決勝敗退となった。

 第2試合は準々決勝でセンバツ王者の大阪桐蔭を破った下関国際が、8-2で近江(滋賀)を下し同校史上初の決勝進出。打線は初回から先制点を奪うと、3回以降も粘り強い堅実な試合運びで効果的に加点。2回途中から登板した仲井慎が好リリーフを見せた。敗れた近江はエース・山田陽翔が7回途中7安打7四球5失点と踏ん張れず、春夏連続の決勝進出とはならなかった。

 決勝戦は休養日を挟んだ22日(月)14時開始予定。仙台育英が勝てば宮城県勢のみならず東北勢でも初優勝。下関国際が勝てば山口県勢では1958年の柳井以来64年ぶりの優勝となる。

 仙台育英の須江航監督は「決勝戦とはいえ、まだまだ“白河の関”みたいなのは見えていないくらいの距離感だと思っています。目の前のことを一つ一つ積み重ねてきて、今日ここにいさせていただいているので、自分たちが何を一生懸命積み重ねてきて、何で勝負するのか見失わないで、身の丈にあった丁寧な野球で挑みたいなと思います」とコメント。

 対する下関国際の坂原秀尚監督は「甲子園という大舞台が彼らたちを大きく成長させてくれていると思います。(決勝戦は)山口県の高校野球の誇りを胸に、一番いい野球をやりたいと思います」と意気込みを口にした。
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