2022.08.20 18:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 6 | 終了 | 5 | 広島東洋カープ |
横浜 |
対戦相手の代打策に影響を与える可能性も
DeNAは今季初の5連勝で、球団記録を更新する本拠地16連勝を飾った。ただ、終盤に最大4点差を追いつかれる苦しい試合展開だった。
6回終了時点で5-1の4点リードも、試練が訪れたのは7回。先発の石田健大が一死一・二塁というピンチを招き、DeNAベンチは平田真吾に火消しを託したが、會澤翼の適時打に続いて、代打・松山竜平、堂林翔太にも適時打を許し、たちまち1点差に。8回には3番手・入江大生がライアン・マクブルームに痛恨の同点ソロを浴びた。
この日は、連投が続いていたエドウィン・エスコバーと伊勢大夢の“勝利の方程式”をベンチ外にしており、代役の投手たちが勝負どころで踏ん張りきれなかった。
20日放送のCSフジテレビ『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の高木豊さんは、「今日は石田が7回を投げきれなかったんですけど、その時にエスコバーがベンチに入ってないんですよね。それで広島が松山をすぐにぱっと代打で出せた」と指摘。
連投を回避する目的があったとしても、「使わなくてもいいからエスコバーの名前は相手ベンチのホワイトボードに書かせるようにしておかないと、手の打ち方が簡単になってくると思う。使わなくてもいいんですよ。(ベンチ入りメンバーに名前があるだけで)相手が考えることが変わってきますから」と持論を展開した。
リリーフ投手の登板管理が常識になった現代プロ野球。たとえ連投続きで起用しなかったとしても、ベンチ入り1枠を強力なセットアッパーや対左打者のスペシャリストに割り当てることが、チームにメリットをもたらすケースもあるのかもしれない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』