3位楽天は上位対決で大敗喫し首位と3差
パ・リーグ首位を走る西武と、0.5差で追いかける2位・ソフトバンクは、23日に行われた敵地での試合でともに勝利。この日は順位変動することなく、西武は再び今季最多の貯金10とした。
首位・西武はロッテを相手に初回から主導権を握り5-4で勝利。試合中盤に栗山巧に2本の適時打が飛び出すなど効果的に加点し、投げては先発の髙橋光成が反撃を受けながらも6回3失点で8勝目(7敗)。ビジター6連戦の初戦をものにし、自力で首位の座をキープした。
2位・ソフトバンクは、楽天生命パークで行われた楽天戦に15-6で大勝。則本昂大を相手に初回から4得点を奪い主導権を握ると、7点リードで迎えた6回にはフレディ・ガルビスがダメ押しの2号満塁弾。コロナ禍で多数の選手が離脱するなか、先発全員安打の猛攻で楽天を突き放した。
上位2球団が勝利した一方で、試合前時点で2位のソフトバンクと1.5差だった3位・楽天は、上位対決のカード初戦を落とし一歩後退。首位・西武とのゲーム差は「3」に広がり、デーゲームで引き分けた4位・オリックスと勝率1厘差のゲーム差なしに詰め寄られた。
パ・リーグは消化試合数に多少のバラつきこそあるものの、残り30試合ほどで上位4チームが3ゲーム差にひしめく大混戦。今後も熾烈な優勝&Aクラス争いから目が離せない。